見出し画像

#03 人は皆「余命宣告」を受けてます

生死の境目を何度も通過してきたせいか、私は「死」というものへの忌避感があまりないのです。
強いて言うなら「痛い、恐い、苦しい死に方は嫌だな」というのと「突然死は困るな」という思いだけは強くありますが。
後者については「死ぬ前に色々やっとかなきゃならないことが多いから」嫌なんです。
理想は「余命宣告」をちゃんと受けて、アレコレ済ませてから「ではサラバ」とできる死に方であります。

「余命宣告を受ける」ということには拒否反応を示す方が多いでしょうが、人はそもそも生まれ落ちた瞬間に「神様によって余命を宣告されてる」と私は思っています。
俗に言う「持って生まれた寿命」という奴ですね。
「長生きはできないだろう」と医師に言われた人が90過ぎまで生きたり、「殺しても死なない」と言われるようなタイプが早死にしたり・・・。
私の周囲にはそういう例がいくらでもあります。
自分自身についてもそうですが、「寿命がある奴は死にそうな事態に遭遇しても生き残る」ということなんだろうと思いますね。

神様はお医者さんのように「あなたの命はね・・・」と教えてはくれませんで、私の残り寿命がどの位なのかは分かりません。
だから、私にできるのは「死ぬまで生きる」ことのみ。
とりあえず「いつ死んでも後悔しないよう、やりたいことは先送りしない」という目標は遂行できてますので、あとは「突然死」だけ避けられれば不満はありません。

余命宣告


読者のみなさまからの温かいサポートを随時お待ちしております。いただいた分は今後の取材費として活用し、より充実した誌面作りに役立てていきます。