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セージの耳打ち#242 舞い上がってた男(飛行機だけに)

初めての海外旅行は23歳のときのハワイ行きでした。
乗る前からかなり舞い上がっていた私は、機内で取るべき行動の脳内シミュレーションに余念がありませんでした。

「機内食は絶対にビーフ!」
「ドリンクサービスを逃さず受けられるよう、できるだけ寝ない!」
「貰えるものは全て貰う!」
等々、それはいずれもセコいものでしたが。

バブル期の機内は、どこもだいたい同じ感じで、私みたいな「舞い上がってるヤツ」が相当数いましたね。
バカだと言えばバカ以外のなにものでもないんですが、しかし楽しかったのは事実。
「バカさと若さは同義語であり、無分別な時期だからこそ楽しめるものは色々とある!」というのが私の持論なんですが、ホントにそうなんです。

嗚呼、できればもう一度、あの頃の感覚に戻りたいなぁ・・・。
というようなことを思ったり、思わなかったり。

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フジミ・セージ
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