人生リブート指南(35)四コマ漫画でお馴染み「WCと書かれたトイレ」と初遭遇
子供の頃(昭和期)に読んだギャグ漫画では、トイレの扉に必ずと言っていいほど「WC」という札が付いていました。
縦長の長方形にWCと書かれていたら、我々読者は「あ、ここはトイレなんだな」と瞬時に察し、つまり「トイレの記号化」が出来上がっていたのでした。
私の意識にも「WC=トイレ」という刷り込みがなされていましたが、WCが何の略であるのかは全然知らなかった。
大人になってから調べたら「Water Closet/ウォーター クローゼット」の略だそうで、つまり水洗トイレを「水の小部屋」と風流に呼ぶことで生々しさを軽減しているわけですね。
ちなみに「録音スタジオ」という隠語を使ってた人も一部にいましたが、それは「音入れ=おトイレ」の駄洒落だそうです。
WC記号は、四コマ漫画とかだと今でも生きているかもしれませんが、実は私はそれを現実世界で見た事はこれまでありませんでした。
だから「実際にWCと書いてあるトイレなんてあるのかよ~」と内心で疑っていたんですが、人生リブートした直後に町歩きしていたら、デカデカと「WC」と書かれた公衆トイレを見つけたのでした。
心がキレイな人ならば「ホントにあるんだ、すごーい」と素直に感心するところでしょうが、心がキレイでない私は「四コマ漫画の再現アトラクションみたいだな~」とニヤニヤ笑いながらカメラに収めたのでした。
画題「生きてると色んなものに出会うモンです」
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