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#44 さだまさしと少女マンガ

私は小学5年生の時から少女マンガを読むようになり、「花とゆめ」「LaLa」「別冊マーガレット」などを購読していました。
クラスでも少女マンガファンは男女問わず多く、スタート間もない「ガラスの仮面」や「スケバン刑事」などがブームを呼んでいたんです。

世間でも少女マンガはどんどん存在感を増していきました。
そんな状況下でリリースされたフォークソングが、さだまさしの「雨やどり」(1977年)。
世界観も、「・・・奴らでして」みたいなワードチョイスのセンスも、あの歌はまったくもって「少女マンガ的」で、私はラジオで聴くたびにほくそ笑んでおったのです。

それから早44年も経ちましたが、いまだに「雨宿り」を超える「少女マンガ的センスのヒット曲」は出てきていないと私は思っています。
まだ世間がかなりマッチョだったあの時代に、「男性」でありながら「乙女ちっく」な「ラブコメ世界」を楽曲化できたさださんは、やっぱりスゴイと素直に感心します。

もしも もしも できることでしたれば
私にも あんな作品を 書かせてちょうだいませませ

雨宿り


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