#29 ところで「雨戸」はなぜ消えた?
昨今の台風多発時代において必要性が増しているのが「雨戸」です。
強風で何が飛来するか分からないときにガラスを守ってくれるのは、やはり雨戸ですからね。
とはいえ最近の家は「雨戸なしタイプ」が多数派で、仕方なく「養生テープ」を貼ってしのいでる人が多い。
でも養生テープに「飛来物から窓を守る力」があるわけではなくて、あれはあくまでも「飛来物で窓がやられた際、ガラスの飛散を最小限に留める」ためのものにすぎません。
そもそも窓ガラスにバッテン状のテープが貼られてるのを見ると、なんか私は戦時中を連想してしまう。
そーいや、わが家の近所に「ずっとテープを貼りっぱなしの古民家」があるんですよ。
すごく古い家なんで、前を通るたびに「ひょっとしたらこのテープって戦時中から貼ってあるんじゃないか?」と疑ってしまうんですが、真相やいかに?
それはサテオキ、なんで最近の建築家は「雨戸なしタイプ」の家ばかり増やすんですかね?
「雨戸があるとカッコ悪い」とか思ってるから?
でも、あるとホントに心強いんですよ雨戸って。
ガラガラガラっと閉めておけば、たいていの強風でも不安が払拭されます。
ひょっとした「養生テープの売上を伸ばすため」とかじゃないですよね?
建築家業界と養生テープ業界との癒着を疑っている人間て、日本で私しかいないんですかね?
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