セージの耳打ち#178 自著との遭遇 by.古書店
これは商業出版の経験者ならばたいてい経験するものなんですが、自分の著書と古書店で再会することが時折あります。
「古書店に出回るのはちゃんと市中に流通している証だから、これは喜ぶべきことなんだ」と言う先輩もいて、それは確かにその通りです。
とはいえ、値付けが相場よりベラボーに低かったりすると、やはりヘコむのが人情というもの。
「俺の本は古書業界でこの程度の評価しか得られてないのか・・・」と、暗澹たる気分になりますよ。
というわけで私は「相場の値付けにされていたら『良い人に買われろよ』とささやいて立ち去り、不当に安くされてた場合は自分で買って帰る」というマイルールを設けるようになりました。
我が家に引き取った自著の山ができないよう、古書店のミナサマには「相場での値付け」を是非お願いしたいと思います。
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