シャドバアマチュアチーム受験対策マニュアル
こんにちは。ぼいど(@netherv0id_SV)と申します。
今回は「シャドバアマチュアチーム受験対策マニュアル」と題しまして、自身がシャドバアマチュアチームに所属した経験や、チームを運営した経験を基にnoteにまとめていきたいと思います。
シャドバアマチュアチームは、数年前と比べると、かなり淘汰された印象があります。公募する側もなかなか応募がなく、中には、存続するためにはなんとか人を入れなければいけないと悩んでいるチームもあると思います。
このnoteでは、チームに参加する人・したい人はもちろん、チームを運営する人にとっても良い人とマッチングできるための参考になれば幸いと考えています。
最初に触れておきますが、この記事は主に「構築」チームについて書いています。また、当方が運営している窓の宣伝を含んでいることをご了承ください。
1.対象読者
・シャドバのチームに所属したい人
・シャドバのチームで公募を行う人
2.シャドバアマチュアチームについて
以前はシャドバ界隈にもたくさんのアマチュアチームがありました。
Gamewithのサイトにまとめられていた時代もあり、チーム同士の対抗戦といった交流がTwitterで盛んにおこなわれていました。
「社会人ごっこ」や「仲良しサークル」などと揶揄されたこともありますが、プロを排出したチームもあり、シャドバに真剣に取り組んでいる方・取り組みたい方にとって、環境は大事です。
現在も、DSALやSCLといったチーム戦があります。
BO9というルールはチーム戦ならではということもありますし、個人戦とは違った緊張感や楽しみ方であると考えることもできると思います。
もちろん競技的に取り組むだけがシャドバではなく、ゲームを楽しむ仲間作りという性質もチームにはあります。
3.チームに応募する前に
シャドバチームに応募する前に、必ずやってほしいことがあります。それは、応募しようとしているチームが何を目的としているチームかを調べるということです。先に触れたように、競技的な考え方を持ったチームもあれば、コミュニケーションを重視したチームもあります。
また、チームに入らなければ、競技的に取り組めないことも、コミュニケーションが取れないこともありませんし、チームに入っただけで情報発信に有利であったり、社会的立場が得られることもありません。自分がなぜ、そのチームに応募しようと思っているのかを整理する時間を持つことをおすすめします。
3.1 チームに入らなくてもできること
これらはチームに入らなくても取り組むことができます。また、チームに入った後も継続的に取り組むと良いと思います。
チーム活動は時間を必要とします。「チームに入らなくてもできること」を前提として、そこにチームで活動する時間がプラスされるイメージです。
チーム活動に参加する時間を捻出した結果、自分自身で学ぶ時間やプレイする時間が減ってしまっては本末転倒となる可能性があります。
少し脱線しますが、チームに入らなくても参照できる情報として、シャドバの情報発信をされている方を簡単にご紹介します(①~⑤)。
個人的には、Era53プロのyoutubeが楽しみで仕方なかったです。
①RSPT(twitterリスト)
プロのツイートを一括で見れるリストです。感謝。
②シャドバ連勝まとめ
シャドバの連勝ツイートを確認することができます。
③シャドバnote記事まとめbot
シャドバのnote記事を確認することができます。
④JCG結果まとめ(でぃーさん、痔さん)
シャドバの大会結果を確認することができます。
⑤ちくわさん
シャドバをはじめ、言語化について学ぶことができます。
3.2 チームに入らないとできないこと
チーム戦はチーム活動の醍醐味です。
チーム戦に出たいと思う人は、チームを選ぶ基準としてDSALやSCLに参加しているチームを探すのが良いと思います。参考にDSALのサイトをリンクします。
チームメイトがいることでRAGEやJCGなどの大会に向けたクローズな環境での情報交換や壁打ちといったことの効率があがります。
シャドバは基本的に個人でできるゲームです。チームに入っただけで、何かができるようになったり、飛躍的に成長したりすることはありません。個人ワークも必要ですし、活動に時間もかかります。
しかし、組織への帰属意識というと少し硬いですが、学校であったり、会社であったりと同じように、集団に参加することで学べることや得られるものは、ゲーム以上に価値がある場合もあります。
3.3 チームに所属してうまくいかない人の特徴
この項目はシャドバチームが求める人物像を知る意味でも頭に入れておくと良いかもしれません。
・時間がない人
繰り返しになりますが、チーム活動は時間がかかります。部活動などと同じです。「学生のころは時間があったけど、社会人になって時間が取れなくなった」「リアルが忙しい」こういった人はチームを辞めてしまうことが多いです。逆に仕事がある程度落ち着いた社会人の方は、活動が安定していることもあります。
・モチベーションが続かない人
チーム活動には、モチベーションを求めて参加する方が多くいます。そのため、モチベーションを相互に依存している部分があります。「誰かに寄りかかったら倒れてしまった」ということがないようにしなければならないので、できれば、チーム活動は少し長い目で見た活動ととらえ、相応の覚悟をするのが望ましいです。
また、このケースで一番困る人の特徴は、空気になる人です。何をしているか分からないし、何を考えているか分からない人と、議論をできるとは思えないです。そういった方たちで形骸化し、ゴーストタウンになるとチームは存続できなくなってしまいます。
・自ら何も情報発信する気のない人
人間は誰しもリターンのないと思う人とはうまくいきません。自ら何も発信する気のない人はチームに必要ありません。
しかし、これは、言語化が苦手な人はチーム活動でうまくいかないというわけではありません。「言語化をサポートする活動」は誰にでもできます。
たとえば、通話に参加することで聞き役になれば、アウトプットを促進することができます。通話で教えてもらったことをメモしてまとめれば、それは言語化の第一歩です。
言いたいことや考えていることを率直に話し合える関係を目指していくことが望ましいです。
4.受験対策
受験対策という項目名にしましたが、公募文を書かせたり、面接をしたり、ゲームのチームに入るのになんで受験しなければいけないんだと言う人もいると思います。また、シャドバのモチベーションが高かったのに、チームに落ちたせいで、モチベーションが落ちたという経験がある方もいると思います。
当方は応募文や面接には一定の効果があると考えています。
チームは目的に向けて、ともに活動をしている人たちの集まりです。新メンバーを募っているチームは、既存メンバーへの刺激や活気につながるように公募を行っています。そのため、同じ目的を共有できる人、かつ既存メンバーとの人間関係に支障のない人を選ぶ手段として合理的だと考えています。
そのため、「応募する方・公募する方の間に力関係の上下はない」ことを意識するのが大事です。応募者が「選ばれたい」からと、見栄を張ったり、できもしないことをできると言ったりしたとしても、これはお互いのためになりません。シンプルに、自分の得たいものと、相手が欲しいものが一致すればよいだけです。
4.1 シャドバのモチベーション
アマチュアチームに応募してきている時点で、シャドバのモチベーションは相当に高いはずです。
しかし、もし上記の様に書かれていたとしたら、どう思うでしょうか。もちろん他の項目で説明されていれば良いのですが、逆に無理をしていないか心配になります。この項目でアピールするポイントとしては、モチベーションが高いことの具体例が望まれます。
など、自分のモチベーションが表出している行動があると伝わりやすいと思います。
4.2 志望動機
志望動機を書く際に注意しなければいけないのは、自分にとってのメリットばかりを書かないことです。例えば、「うまくなるために情報が欲しいです」というのは、欲求でしかありません。「うまくなるために無限に壁打ちしたいです」であれば、「壁打ち相手をしてくれる」というメリットがチーム側にもあるため双方のメリットになります。
モチベーションの項目でも書きましたが、具体的に自分の考えていることを書くと双方にメリットがあると思います。そのため、上記のような内容については、肉付けしてあると伝わりやすいです。
「通話相手が欲しい」というのも、相手によってはそれだけで双方のメリットになりえますが、「意見交換をしたい」、「〇〇についての意見交換をしたい」と、より具体的に書くと伝わりやすいと思います。
「画面共有を使った練習がしたい」というのも例えば、PCにモニタが2台以上あって、ゲームをプレイしながら、他の画面共有を見つつ画面共有できる人は、それをメリットとして訴求できる場合があります。対戦動画の編集や共有といった能力も相手にとってのメリットとして訴求できるので、記載すると良いと思います。
しかし、この項目は一番重要ですが、だいたいの方が同じように良いことを書くため、残念ながら評価は減点方式となることが多いです。
例えば、チーム戦に参加したいという志望動機があったとして、環境で想定されるBO9のデッキ選択の想定や、その中で自分が得意とする(使用したい)デッキなどを明示することは良いです。
そこで「ロイヤルしか使えません」「宗教上の理由でウィッチは使えません」などと謙遜なのか何なのかよくわからないことをわざわざ書く必要はありませんし、「〇〇のnoteを書いてます」などと知識を披露するのもリスクとなる場合があります。そういった内容は面接の際などに口頭で伝えると良いと思います。
逆に公募をしてもなかなか人が集まらないというチームは、この辺りを「特定のデッキに自信のある方」等として明示すると、応募者の観点では他のチームとの差別化を図ることができ、応募に踏み切りやすいと思います。
また、実際にある例として、
この動機も減点リスクがあるので、注意が必要です。本人に下ネゴできていると、プラスに働く可能性はありますが、面識のない人の場合は、恐怖を感じる場合もあります。
4.3 実績
実績で確認したいのは、「競技的な取り組みに対する姿勢」です。そのため、シャドバを始めてからの期間が短い人もこの項目でハンデになると考える必要はありません。
しかし、実際の応募文では「実績はありません/実績を作りたいです」という方が多いです。この表現では応募する側も、公募する側も得をしません。
JCG/RAGE/地方大会/レートでの成績を実績として書くことがあると思いますが、目立った実績がなくとも、活動している内容を書くと良いと思います。
大会にも参加せず、レートもプレイしていないけど、シャドバで勝ちたいです。と言われても、そのニュアンスを汲み取ることは困難です。
他のゲームの実績でも構わないと個人的には思っており、自分なりに「競技的に取り組んでいること」が何かを表現するとプラスになると思います。
個人的には格闘ゲームのプロである梅原さんの考え方は参考になりました。
公募する側は、例えば、レートの成績が悪くても続けているプレイヤーを、実績はあっても(負けるのが嫌で)やらないプレイヤーよりも大事にしてほしいと思います。
また、ゲーム内のMPランキングやクラス勝利数で競っている方もいると思いますが、チームによっては必ずしもこの実績がプラスになるとは限りません。個人的には「シャドバをプレイする時間が十分に確保できている」という評価とします。
4.4 質問
公募文に書かれていないことは質問しましょう。自身が当たり前だと思っていることが、意外と当たり前でなくてがっかりすることもあるので細かいことでも気になることは聞いておくと良いと思います。
これは公募する側も、「活動拠点:discord」とするだけでなく、開示できる情報は開示したほうが、望ましいです。
次の内容はお互いに認識を合わせておくと良いと思います。
5.最後に
シャドウバースのチーム文化は、おもしろいと思う反面、閉鎖的なコミュニティという面もあり、必ずしも誰にとっても有益なものではないと思っています。私自身はいろいろな人と交流することができ、ゲームをひとりでプレイする以上に様々な情報や、やりがいを得ることができました。
気になるチームがあったら、まずはDMで質問をしてみたり、Twitterでメンバーの方と交流してみたりするのも良いと思います。また、シャドバチームも組織であるということや、運営している人も、参加している人も時間をかけている活動であるということを頭に入れておいてほしいと思います。
チームに参加する人もチームを運営する人も良い出会いに恵まれ、シャドバがもっと盛り上がっていけばいいなと思っています。
最後に、冒頭で少し触れましたが、当方は「慈愛窓」という窓を運営しています。JCGなどの大会結果や、シャドバの配信に関する情報、チームの公募情報等、気になった情報を共有しており、どなたでも自由に入退室できるDiscordサーバーとなっています。
・シャドバのモチベにムラがある方
・チームなどには所属していないが、所属してみたいと思っている方
・シャドバの通話をしたい方や画面共有を使って練習したい方
などなど、定期活動のないゆるい場所ではありますが、いっしょにシャドバを楽しめたらいいなと思っています。
以下のリンクより、自由に入退室でき、「話したいときに話せる場所」を提供していきたいと思います。参加される際は、入室されましたら#ルールをご一読いただければと思います。
参考に過去の記事も貼っておきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?