『すばらしい新世界』
『すばらしい新世界』
オルダス=ハックスリー著
『1984』と並び称されるディストピア小説の金字塔。機械(コンピュータ)が支配する未来社会を描く。キリスト、マルクス、レーニン(作中では、レニーニャ)などの名前が登場する。ジョージ=オーウェルの小説『1984』との違いとしては、人間の独裁者ではなく、コンピュータ(AI)が、秘密警察ではなく、アンドロイド(ロボ)が、人類を監視・統制しているという点で異なる、といえるだろう。イデオロギーではなく、テクノロジーが主体となっているといえるだろう。そういう点で『1984』よりも現代に近い内容となっているといえるだろう。『1984』と並び称される警世の書である。
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