画像1

【第174回】小原瑞樹『ハートレス・ケア』opsol book

NetGalleyラジオ番組「ネットギャリーで発売前の本を読む」
00:00 | 00:00
放送日:2024年9月3日(火)7:20~
※著者の小原瑞樹さんのコメントを収録!


★『ハートレス・ケア』
小原瑞樹
刊行日 2024/09/03
opsol book

▽NetGalley作品詳細ページはこちら
https://www.netgalley.jp/catalog/book/347774

《内容紹介》
【第1回ハナショウブ小説賞 長編部門大賞受賞作品!】

〈あらすじ〉
新卒でやむを得ず介護職に就いたものの、転職を考えながら日々を過ごす主人公・大石正人。

人気の職業に就いた友人とは全く話が合わなくなった。ヘルパー歴十年以上の先輩たちのように長くこの仕事を続けられる気がしないし、真面目に仕事と向き合う同期のようになれるとも思えない。正人と同様に仕方なく介護職を選んだ年下の先輩は、「こんな底辺の仕事続ける意味ない」とまで言う始末。介護職の社会的地位の低さを正面から突きつけられ、正人は改めて自分が『負け組』である事実を思い知らされるのだった。

後ろ向きな気持ちのまま新しい業務を覚えていくなかで、「この人はどうして介護の仕事をしているのか」という疑問をきっかけに、職員や入居者との関係が少しずつ深まっていく。

完全に吹っ切れたわけではないものの、自分の気持ちの変化を感じ始めた正人。そんな矢先、友人から放たれた言葉に、前を向き始めた心がまたしても揺さぶられ……。

悩み抜いた先で、正人が選んだ答えとは?

元介護士の著者が描く、新米介護士の葛藤と成長の物語。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?