「僕がコントや演劇のために考えていること」
こんにちは。よねです。
小林賢太郎さんの初の著書となる「僕がコントや演劇のために考えていること」 が今月10日に発売されました。入手してきましたよ。
読んだ感想ではなくて、どんな内容になっているかを話したいと思います。
作品を作る人には必読か
私もそうですが、作品を作っていこうとしている人、作っている人には是非読んで欲しいです。小林さんがどんな風に作品を作っているか、そして小林さんの「つくる」という行為に対する姿勢がよく伝わってきました。
読んでいてなるほどなと感じる部分も多くありました。例えば『「ウケル」と「売れる」と「有名になる」を分けて考える』という言葉。本当に知ってもらいたいのは「作品」のことであって、自分が有名になることではないということ。全くその通りです。
本の中にはほぼ小林さんの私生活のことは書かれていません。これは彼が「アイドル」になってしまうのを嫌っているからです。テレビにでない理由も同じですが、「作品」を通して自分のことを知ってもらいたいというスタンスが現れています。実際、本の中でも何度もそういうメッセージが書かれています。これからクリエイターを目指そうとしている人はぜひ読んでいただきたいほんです。
この本は、モノをつくるひと向けに小林さんが伝えたいことをまとめた内容です。なのでファンの方が、「あ、あの小林賢太郎がどんな面白い本を書いたんだろう」と思って買ってみてもそこまで為になるものではないと感じました。やはり表現者の先人として後輩たちに伝えたいことを書いてらっしゃるので、エンターテイメントを求めている方は是非舞台の方へ足を運んでみてください。
あなたがこの本を読んだとして、中で書かれていることすべてを実行、真似することはありません。「うちはうち、よそはよそ」です。小林さん自身も「小林先生はこう考えるのか。じゃあ自分はどうしようかな」と考えて欲しいと言っています。
本当に読んで為になる本だと思います。おすすめ。
ちょい書き
いやあ、本当にいろんなことを考えてらっしゃる。どれもなるほどと思うものばかりでした。そうか、そうなんだな。で、私はどうしよう。