6年家に引きこもってた奴がDQNカップルの喧嘩を止めた結果
「あっ…僕ってこんなに個体として弱小なんだ」
そんな心境に陥る出来事がございましたので、随分前の出来事ですが便所の落書きの如くここに書き記しておきます。
まず円熟味を帯びていた引きこもり期間6年という歳月を経て地上に降臨した僕寝テロが、深夜にコンビニに行くというのをちょっとしたルーティンにしていた頃
いつも通りコンビニに向かう途中
女性の「たすけてぇ〜⤴」という悲鳴が聞こえてきた、声の先に目を向けると真っ赤な服を装着した女性がうずくまっていた。
そばには彼氏らしき男
目撃者は僕と僕の前方から歩いてきた女性
そこで僕はあろう事か間髪入れず「大丈夫?(イケボ)」と奇声を発しながら、声の元へと爆進する
するとビジュアルでニコチン中毒者を表現するような小柄なDQNが顔面スレスレまで近付いてくるや否や「なんだてめぇ?」
※(かなり小柄だった僕の身長が174なので、恐らくニコチンは160代前半くらいの印象)
すると僕は持ち前の引きこもりトークスキルを活かして「け、け、け、けいしゃつ呼びますよ」
出した事もないようなきめぇ声が出た。
自分でも分かるほどキョドった
DQNは間髪入れず「呼べよぉ(大声)」と咆哮を僕に向けて飛ばした、僕にはない「腹から声を出す」という概念を体現したその咆哮は僕を更なら後退へと陥れるには十分なほどで
僕はオロオロと後ろにいたであろうもう一人の現場に居合わせた目撃者の女性には目もくれず、交番へとダイナミックウォーキングで歩を進め、近くの交番に逃げ込んだ
「助けてください(僕を)」
「向こうでカップルが喧嘩しています。」
約数年ぶりの会話だったので「口くせぇとか思われたらどうしよ」と、こんな時でさえジャンク品の僕は、場面と全く関係のない事まで頭をよぎってしまう
すると警察官は別の警察官を指差して
「あっちの人に名前と電話番号の確認だけお願いします。」
と言い現場へと向かった
僕はキョドりつくしてる自分自身を客観的に見て変にバカバカしくなったのでゆっくりそのまま帰宅した。
あの女性がその後どうなったのか不明である
〜 所感 〜
この出来事は家に引きこもり自尊心が砕け散っていた事を自覚するに十分な出来事であった、遭遇した事もない出来事に遭遇し無闇に突っ込み突かれて憑かれて浸かれて疲れて、どうしようもなかった。
きっとあの時の僕の顔は、夜通し泣き明かし、辛い出来事から立ち直り、朝日が煌めく太陽で照らされた、女子中学生のようになっていたと思う。
完
寝テロ
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