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松嶋プロ2年連続ファイナル進出 新榮プロ痛恨の勇み足【麻雀最強戦】

 痛恨の勇み足が勝敗を分けました。

 日本プロ麻雀協会・松嶋桃プロが2024年9月15日(日)の「麻雀最強戦2024・女流タイトルホルダー決戦」で優勝しました。

 12月に行われる「麻雀最強戦2024・ファイナル」の切符を獲得です。

 松嶋プロは3着目で迎えた決勝の南1局。2着目に14300点差をつけ、トップ目を走る最高位戦日本プロ麻雀協会・新榮有理プロから満貫を直撃。一気に迫り、その後、僅差で逆転して勝利しました。

 新榮プロは国士無双リャンシャンテンからの強気な一打が、裏目の一発放銃となりました。

 決勝は最高位戦日本プロ麻雀協会・相川まりえプロ、最高位戦日本プロ麻雀協会・新榮有理プロ、日本プロ麻雀連盟・仲田加南プロ、日本プロ麻雀協会・松嶋桃プロが対戦。

 新榮プロ、仲田プロ、相川プロ、松嶋プロの並び順。

 南1局を迎え、持ち点は東家・新榮36900、南家・仲田22600、北家・松嶋20300、西家・相川20200です。

 新榮プロが効果的にあがりを重ねてトップ目に立ち、2着目の仲田プロに14300点差、3着目の松嶋プロに16600点差、4着目の相川プロに16700点差をつけています。

 この一局で新榮プロに痛恨の勇み足がありました。

 3着目の松嶋プロが3巡目、4筒を引き入れ、2索・5索待ちでリーチしました。

 その直後、国士無双のリャンシャンテンだった新榮プロは4巡目、ドラの六萬をツモりました。

 国士無双のチャンスで親番とはいえ、ドラが浮いています。抜け出してトップ目に立っているので、放銃を避けるのが自然です。

 ところが、新榮プロに強気に勝負に出て、5索を外しました。

 これが一発放銃となりました。松嶋プロは裏ドラが1枚乗り、リーチ・ピンフ・一発・裏ドラ1の8000点です。

 新榮プロの勇み足をとがめ、満貫をあがった松嶋プロの持ち点は28300点となり、2着目に浮上。トップ目の新榮プロの600点差まで迫りました。

 新榮プロは力が入りすぎていたように思えます。慎重にオリに回ってほしかったです。

 その後、松嶋プロは新榮プロを逆転。2年連続のファイナル進出を決めました。訪れたチャンスを活かした見事な勝利です。

 決勝の結果は松嶋32000、新榮29200、仲田20900、相川17900。

 新榮プロは痛恨の一打で目前にしていたファイナル進出を逃し、悔いの残る放銃だったと思います。この経験を糧に、さらなる活躍を願っています。

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