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裏セレブ一瀬由梨プロが鳴き仕掛けで魅了 勝ち点制に的確対応【麻雀最強戦】

 メンゼン・高打点を得意とする「裏セレブ」が、鳴き仕掛けで麻雀ファンを魅了しました。

 麻雀最強戦 TEAM BATTLE 2025の開幕戦となった予選第1節の1回戦。アルバン・一瀬由梨プロが勝ち点制に的確に対応した打ち回しを見せました。

 麻雀最強戦 TEAM BATTLE 2025は麻雀最強戦2026への出場権を懸け、チーム戦が行われています。優勝チームの3プロが選ばれます。

 勝ち点制で各試合ごと1位に3ポイント、2位に2ポイント、3位に1ポイント、4位に0ポイントが与えられ、累積で優勝チームが決まります。

 強引にトップ取りを狙ったり、持ち点を増やすことよりも、順位のアップ・確保が重視されます。

 1回戦の放送カードはアルバン・一瀬由梨プロ、フォーラテ・大久保朋美プロ、DD STUDIO・矢島亨プロ、シティプラス・杉浦勘介プロの並び順。

 東3局を迎え、持ち点は北家・大久保46400、東家・矢島25600、南家・杉浦24000、西家・一瀬24000です。

 一瀬プロは2巡目と3巡目に続けてドラの八萬を引き入れ、暗刻にしました。あっという間にイーシャンテンです。

 「セレブ」の愛称を持つTEAM雷電・黒沢咲をほうふつさせるドラの連続ツモ。これぞ「裏セレブ」です。

 メンゼン・高打点の裏セレブでも、この手で自風の西が出れば鳴きます。

 一瀬プロは4巡目に西をポン。2索・6索のシャンポン待ちでいち早く聴牌しました。

 トップ目の大久保プロが9巡目に2索を切って放銃。一瀬プロは西・ドラ3の8000点。2着目に浮上しました。

 続く東4局。持ち点は西家・大久保38400、南家・一瀬32000、北家・矢島25600、東家・杉浦24000です。

 一瀬プロが3巡目に西をツモった手牌。自風の南がトイツであります。

 一瀬プロは5巡目、南を一鳴きしました。

 あがりは早そうですが、ドラの7索が1枚しかありません。打点はあまり見込めません。

 ふだんの一瀬プロならば、一鳴きすることはないと思います。

 実況の古橋崇志プロは「絶対に(一瀬プロならば)一鳴きしない」と、自信を持って予想していただけに、外れてがっかりしていました。

 これは勝ち点制に合わせた打ち回しです。確実に2位以上の確保を狙い、早い鳴き仕掛けに踏みこみました。

 この選択がずはり的中します。

 一瀬プロは6巡目にドラの7索を重ねました。

 この後、杉浦プロ、矢島プロからリーチがかかりました。

 それでも一瀬プロはひるまずに手を進め、大久保プロから南・ドラ2をあがり、3900点(+2000)です。

 「デバサイ」の連続直撃で、一瀬プロの持ち点は37900点となり、トップ目に立ちました。

 その後、南場の親で6000オールをあがった矢島プロに逆転されたものの、一瀬プロはしっかりと2位を守りました。

 1回戦の結果は矢島49900、一瀬37700、大久保18000、杉浦14400。

 勝ち点制に的確に対応した一瀬プロの鳴き仕掛けが光る一戦でした。

 

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