本家セレブも期待 一瀬プロの国士無双
セレブが裏セレブに期待感を示しました。
先日視聴した麻雀遊戯王の動画で、TEAM雷電・黒沢咲プロが日本プロ麻雀連盟・一瀬由梨プロに対し、「こっそり応援している。これから楽しみ」とエールを送っていました。
黒沢プロが「セレブ」、一瀬プロが「裏セレブ」の異名を持つつながりで親しみを持っているようです。
尊敬している本家セレブから温かい言葉を受けた一瀬プロのさらなる活躍が期待されます。
noteではこれまで一瀬プロの打ち筋を取り上げています。
読者から一瀬プロの応援する声がDMなどで寄せられています。成長がとても楽しみな女流プロです。
一瀬プロの名を広く知らしめたのは昨年の麻雀最強戦2021です。ファイナルの決勝に進出しました。
一番印象に残っているのはファイナル1stのB卓で将棋の鈴木大介九段からあがった国士無双です。麻雀プロならば誰もが一目置く剛腕の元最強位を沈めた一撃は強烈でした。
一瀬プロの飛躍を願ってその一局を振り返ります。
B卓は2人勝ち上がりです。日本プロ麻雀連盟・猿川真寿プロ、鈴木大介九段、最高位戦日本プロ麻雀協会・醍醐大プロ、一瀬由梨プロの並び順。
南1局を迎え、持ち点は南家・大介32600、西家・醍醐26200、東家・猿川25700、北家・一瀬15500です。
ラス目の一瀬プロの配牌です。8種9牌でバラバラの手が入りました。
一瀬プロは国士無双のあがりを目指します。
2巡目に1筒、4巡目と5巡目に9索を続けてツモり、6巡目にはラス牌でドラの1索を引き入れ、リャンシャンテンです。
7巡目に9萬をツモってイーシャンテンです。
ツモが効いていて役満のあがりを予感しました。
しかし、トップ目の大介九段がいち早く10巡目に聴牌。カンチャンの3萬待ちでリーチしました。
リーチ・ドラ2の手です。3萬は山に3枚残っていました。
一瀬プロは10巡目に6萬をツモって現物の白を切りました。
醍醐プロが11巡目に追いつきました。ペンチャンの3筒待ちで聴牌。
役もドラもない手なのでリーチによるめくり合いに持ちこまず、慎重に黙聴に構えます。
一瀬プロも11巡目に待望の北をツモり、現物となった6萬を切って發単騎待ちで聴牌です。
一瀬プロは大介九段のリーチ後、全て現物を切っているので国士無双を聴牌しているようには見えません。
發は猿川プロと大介九段が1枚ずつ切っていて山に2枚残っていました。場に2枚切れで一瀬プロから聴牌気配も出てなかったので、誰もが發をつかんだら切りそうな場況でした。
醍醐プロは12巡目に危険牌の5筒をつかみました。1筒を切ってオリに回りました。
一瀬プロが12巡目にツモったのが危険牌の6索です。もちろんツモ切りしました。
ただし、この6索切りで一瀬プロの国士無双聴牌が他家に分かってしまいました。
猿川プロが13巡目にツモったのが發です。一瀬プロを警戒して当然切りませんでした。もし、一瀬プロが12巡目に現物をツモ切りしていたら、發は出ていたかもしれません。
猿川プロと醍醐プロは完全にオリに回りました。
大介九段は3萬をなかなかツモれず、出あがりもできません。
そして16巡目に大介九段がツモったのが發です。嫌そうにツモ切りしましたが一瀬プロに放銃。一瀬プロは国士無双で32000点(+1000)です。
一瀬プロはこのあがりを活かし、トップでファイナル2ndに進出。スター性を感じさせる役満でした。
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