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「渚のリーチ!」になぜ魅かれるのか
ここ数年、中学生や高校生のいる知り合いからアドバイスを求められることが多くなっています。
「うちの子が本を読まない。読みやすい本を薦めてほしい」
読解力の低下が受験などに悪影響を及ぼすことを心配しているようです。
お薦めの一冊として紹介しているのがTEAM雷電・黒沢咲プロの自伝的小説「渚のリーチ!」。何度も読み返した愛読書です。
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紹介した子供たちからはいずれも好評を得ています。
なぜ、渚のリーチ!に魅せられるのか、子供たちの感想から教えられたことがあります。
良かったところの一つとして挙げていたのは「読みやすく、分かりやすかった」です。
どんなに、貴重な内容、面白い話でも伝わらなかったら意味がありません。文章を分かりやすく伝える重要さをあらためて実感しました。
さらに、子供たちが特に心に残ったこととして挙げたのは、「人との出会いの大切さ」と「好きなことを夢中になって取り組める素晴らしさ」です。
この小説では、黒沢さんをモデルとする主人公の岡崎渚がさまざまな人との素敵な出会いがあり、大好きな麻雀のプロ雀士として成長する姿が描かれています。
子供たちから「これから自分を応援してくれる人と出会いたい」「渚のように夢中になれるものを見つけたい」「好きなことを将来、仕事にしたい」などの声が寄せられました。
もちろん、黒沢さんが願っていた「麻雀を覚えたい」という高校生もいました。ただし、親から「大学に入ってからにしなさい」と厳命されたそうです(笑)。
未来を担う感性豊かな世代に、この本を楽しんでもらえてうれしいです。
※ 「ねたろう@麻雀」のnoteはこの記事で500本になりました。
noteやXのフォロワーの方々をはじめ、読んでいただいている全ての皆さんに感謝したいです。
そして、魅力的な闘牌で書く意欲を湧かせていただいている麻雀プロの皆さんに心から敬意を表したいです。
これからも渚を見習って、大好きな麻雀の魅力を分かりやすく伝えていきたいと思います。