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黒沢プロ劇的なオーラス逆転の嶺上開花【Мリーグ】

 強気な攻めでオーラスに劇的な嶺上開花(リンシャンカイホウ)の一撃を決めました。

 TEAM雷電・黒沢咲プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第31戦でトップを獲得しました。

 黒沢プロは3着目で迎えた南4局。「強気なヴィーナス」の名にふさわしく、危険牌を次々と押し、見事に逆転の満貫です。

 第31戦はTEAM雷電・黒沢咲プロ、セガサミーフェニックス・竹内元太プロ、U-NEXT Pirates・小林剛プロ、BEAST Ⅹ・鈴木大介プロの並び順。

 南4局を迎え、持ち点は西家・元太32100、東家・大介26000、南家・黒沢23900、北家・小林18000です。

 黒沢プロはトップ目の元太プロと8200点差の3着目。逆転勝利に満貫のあがりが必要です。

 いち早く聴牌したのは、逃げきりを図る元太プロでした。

 10巡目に1筒をチー。8筒を外して9筒・東のシャンポン待ちです。

 元太プロはどう見てもドラ色のホンイツで満貫確定。他家は現物の8筒以外、筒子を切りにくいです。

 中を暗刻にしたイーシャンテンの黒沢プロ。11巡目に危険牌の2筒をツモりました。

 黒沢プロはノータイムで、ずばっとツモ切ります。さすが強気のヴィーナスです。

 黒沢プロは12巡目に4索をツモって聴牌。5筒・8筒待ちで力強くリーチしました。

 ラス目の小林プロも12巡目にドラの5筒を引き入れ、追いつきました。3筒・6筒待ちで追っかけリーチです。

 2軒リーチに挟まれた元太プロ。14巡目に8筒をつかみ、2人の現物の2筒を外し、聴牌を崩しました。

 すると、黒沢プロが15巡目に中を暗槓。新たなドラは5筒です。

 リンシャン牌からツモったのがなんと8筒でした。

 リーチ・中・嶺上開花・ツモ・赤ドラ1の2000、4000(+1000)です。

 黒沢プロは劇的な一撃で、今季初トップを獲得しました。

 第31戦の結果は黒沢32900、元太30100、大介22000、小林15000。

 ノータイムの2筒ツモ切りが素晴らしかったです。

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