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場を支配する強者・堀プロ4連勝 大胆な鳴きでインパチ【Мリーグ】
強者が場を支配する大胆な鳴き仕掛けで「インパチ」です。
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第40戦でトップを獲得しました。
今季、個人4連勝です。
決め手は南2局の6000オール。鋭い勝負勘によるドラの9索ポンという思いきりの良い選択が、ずばり的中しました。
第40戦はセガサミーフェニックス・醍醐大プロ、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロ、BEAST Ⅹ・中田花奈プロ、赤坂ドリブンズ・渡辺太プロの並び順。
南2局で持ち点は西家・太34000、東家・堀32300、北家・醍醐31100、南家・中田2600です。
太プロ、堀プロ、醍醐プロが三つどもえのトップ争いを繰り広げています。
2着目で親の堀プロにドラ2枚、赤ドラ2枚のチャンス手が入りました。
3巡目に急所のカンチャンの4筒を引き入れ、「345」の三色が狙える好形です。
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堀プロは5巡目にドラの9索をポン。場に戦慄が走りました。
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イーシャンテンにはなったものの、片あがりの「345」の三色しかゴールは見えません。
三萬と3索が不可欠で、裏目の六萬や6索をツモれば、聴牌しても役がないので出あがりできません。
まだ早い巡目なので、メンゼンで手を進める打ち手が多いと思います。とても、大胆な鳴き仕掛けです。
あがればインパチ確定。三つどもえの接戦から大きく抜け出す決定打となります。
親のドラのポンに他家はどんな手なのか、警戒せざるを得ません。
堀プロの捨て牌はここまで、北、九萬、八萬、七萬、五萬。
索子の一色手、役牌の暗刻か後付け、トイトイが候補として浮かびます。
字牌や索子は切りにくくなり、手作りに制限がかかるのは必至です。
場を支配する鳴き仕掛け。Mリーグ屈指の強豪と称される堀プロ一流の勝負勘が、この強烈な攻めを選びました。
堀プロは8巡目に三萬をツモり、3索・6索待ちで聴牌。ただし、三色のつく3索でしかあがれません。
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堀プロの捨て牌に索子が1枚も出ていません。3索をずばっと引き入れ、三萬・六萬待ちで、三萬の出あがりを狙えられればベストでした。
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3索は他家から出にくい場況です。それでも、役のつかない裏目の六萬や6索を引かず、聴牌にこぎ着けたのは大きいです。
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他家は手を思うように進めることができず、堀プロにしかあがりは見えません。
堀プロは17巡目、見事に3索をツモ。三色・ドラ3・赤ドラ2の6000オールです。
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堀プロの持ち点は50300点となりました。その後も加点し、今季、個人4連勝で5勝目をあげました。
第40戦の結果は堀67400、醍醐25900、太18100、中田-11400。
片あがりの三色で、「勝算あり」と読んだ堀プロの勝負勘に拍手を送りたいです。