ハコ下のリベンジ果たす瑞原プロ会心の特大トップ【Мリーグ】
ハコ下の大きなラスのリベンジをすぐ果たしました。
U-NEXT Pirates・瑞原明奈プロが2023年11月9日(木)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第61戦で今季最高得点となる70900点の特大トップを獲得しました。
瑞原プロは前回出場した2023年10月23日(月)の第41戦で勝負手がことごとく放銃につながり、-33700点の痛恨のラスに沈んでいます。
その悔しさを晴らす会心の勝利です。
◎パイレーツらしい的確な鳴き仕掛け
第61戦はU-NEXT Pirates・瑞原明奈プロ、TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロ、セガサミーフェニックス・魚谷侑未プロ、赤坂ドリブンズ・鈴木たろうプロの並び順。
瑞原プロが大きく流れを引き寄せたのは南1局1本場です。パイレーツらしい的確な鳴き仕掛けが見事でした。
南1局1本場を迎え、持ち点は南家・瀬戸熊30900、東家・瑞原25100、北家・たろう22500、西家・魚谷21500。
2着目で親の瑞原プロにドラを2枚持つチャンス手が入りました。5巡目に8索を引き入れ、好形のイーシャンテンです。
ところが、いち早く聴牌したのはラス目の魚谷プロでした。5巡目に4索・7索待ちでリーチしました。
瑞原プロは危険牌を押しながら、反撃を目指して好形のイーシャンテンを崩しません。
そこへトップ目の瀬戸熊プロが参戦。8巡目に3索をツモって2索を切り、6筒・西のシャンポン待ちで追っかけリーチしました。
この2索を瑞原プロが9巡目にすかさずポン。四萬・七萬待ちで聴牌しました。
2軒リーチにひるまず、迷わず「ポン」の発声をできるところが、鳴き仕掛けを得意とするパイレーツの選手の強みです。
魚谷プロが9巡目に四萬をつかみ、瑞原プロに放銃。
瑞原プロはタンヤオ・ドラ2の5800点(+2300)です。持ち点は33200点となり、2着目の瀬戸熊プロに3300点差をつけて逆転し、トップ目に浮上しました。
◎「ズルゴー」ならぬ「ズルハラ」の豪運
ここから瑞原プロは「ズルゴー」ならぬ「ズルハラ」の豪運で連荘して大きく加点します。
南2局2本場では、ダブドラの赤五萬を持ち、わずか2巡目に5筒・6筒待ちで聴牌。「345」の三色への手変わりを待ち、黙聴に構えました。
瑞原プロは4巡目に5索を引き入れ、2索・5索・8索待ちでリーチしました。
5巡目に2索を一発ツモ。裏ドラが1枚乗り、リーチ・タンヤオ・一発・ツモ・ドラ1・赤ドラ1・裏ドラ1の6000オール(+600)です。
瑞原プロの持ち点は51800点になりました。
さらに、南1局3本場で瑞原プロは、たろうプロが勝負を懸けたドラ単騎待ちのチートイツのリーチをかわし、ホンイツ・東・南・發の4000オール(+1900)の一撃を決めました。
瑞原プロの持ち点は65700点となりました。さらに攻撃の手を最後まで緩めず、70900点の特大トップです。
第61戦の結果は瑞原70900、瀬戸熊11500、魚谷10300、たろう7300。
鳴き仕掛けで他家のチャンス手をつぶし、流れを引き寄せてリベンジを果たした瑞原プロの打ち回しが光りました。
U-NEXT Piratesはこの日の第62戦で鈴木優プロもトップを獲得。今季3回目の「デイリーダブル」の連勝です。