高宮プロ2度のチーテン取らずから満貫の一撃【Мリーグ】
2度にわたるチーテン取らずから満貫の一撃です。
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まりプロが、Mリーグ2024-25レギュラーシーズン第77戦でトップを獲得しました。
BEAST Ⅹ・中田花奈プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まりプロ、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロ、TEAM雷電・黒沢咲プロの並び順。
南3局を迎え、持ち点は東家・松ヶ瀬36000、北家・高宮34600、南家・黒沢18900、西家・中田10500です。
高宮プロは7巡目に3筒をツモり、受け入れの広いイーシャンテンになっています。
トップ目で親の松ヶ瀬プロと2着目の高宮プロは1400点差。この手で逆転したいところです。
一方、鳴ける牌が出たらチーテンに取り、喰いタンの1000点をあがって、松ヶ瀬プロの親を流し、400点差でオーラス勝負に挑む選択もあります。
上家の中田プロから8巡目、7索が切られました。
高宮プロはチーすれば、4筒・7筒待ちか、3筒・3索のシャンポン待ちで聴牌に取れます。
しかし、高宮プロは鳴かず、8巡目に西をツモ切りました。
さらに、中田プロは9巡目、7筒を切りました。
高宮プロはチーすれば、4索・7索待ちの聴牌です。
けれども、高宮プロはここでもチーテンに取りませんでした。
この手でリーチし、逆転しようという高宮プロの強い意志を感じました。
2度にわたるチーテン見送りが奏功しました。
高宮プロは9巡目に7筒を引き入れ、4索・7索待ちでリーチです。
すると、高宮プロは10巡目、一発で7索をツモ。裏ドラが1枚乗り、リーチ・タンヤオ・一発・ツモ・裏ドラ1の2000、4000です。
高宮プロの持ち点は42600点となり、トップ目に浮上。2着目に落ちた松ヶ瀬プロに10600点差をつけました。
高宮プロはオーラス逃げきって勝利です。
第77戦の結果は高宮41300、松ヶ瀬30700、黒沢14300、中田13700。
一気に勝負を決めた高宮プロの力強い打ち回しに魅せられました。