見出し画像

黒沢プロの格調高い三色【Мリーグ】

 「セレブ」の愛称にふさわしい格調の高さを感じる三色です。

 TEAM雷電・黒沢咲プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第181戦でトップを獲得しました。

 開局早々、起家で親満の一撃を決め、その後も着実に加点して快勝です。

 第181戦はTEAM雷電・黒沢咲プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗プロ、EX風林火山・勝又健志プロ、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳プロの並び順。

 東1局に親の黒沢プロにいきなりチャンス手が入りました。

 1巡目に中を切り、イーシャンテンです。

 2巡目に4筒をツモって聴牌。カンチャンの4索待ちです。

 黒沢プロがこの手でリーチするはずがありません。両面形などの手変わりを待ち、黙聴に構えました。

 すると、4巡目に1筒をツモって迷わず5索を外し、3索の単騎待ちに取りました。

 「123」の三色への手変わりを待ち、もちろん黙聴を続行です。

 ゆったりとした打ち回しでリーチを急がず、高打点を狙っています。黒沢プロの真骨頂です。

 黒沢プロは6巡目、狙いの1索を引き入れ、「123」の三色が確定。カンチャンの2索待ちでリーチしました。

 4巡目に5索を切っていて、筋の2索は出やすくなっています。

 南家・伊達プロが8巡目に2索を切って放銃。黒沢プロは裏ドラが1枚乗り、リーチ・三色・赤ドラ1・裏ドラ1の12000点です。

 幸先良い親満で発進した黒沢プロはその後、要所であがりを決め、一度もトップを譲りませんでした。

 第181戦の結果は黒沢52400、勝又32300、伊達11100、岡田4200。

 最高形のリーチを目指す黒沢プロらしい打ち回しが光りました。

いいなと思ったら応援しよう!