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激戦オーラスに園田プロ賢者のマジック【Мリーグ】

 見応えのある激戦のオーラス。「麻雀賢者」のマジックのような巧みな打ち回しが光りました。

 赤坂ドリブンズ・園田賢プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第70戦で、麻雀ファンを魅了です。

 第70戦はKONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロ、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロ、BEAST Ⅹ・菅原千瑛プロ、赤坂ドリブンズ・園田賢プロの並び順。

 南4局を迎え、持ち点は南家・滝沢31900、東家・園田30100、西家・松ヶ瀬20700、北家・菅原17300です。

 松ヶ瀬プロが10巡目、2筒をツモり、いち早く聴牌。3索・6索待ちでリーチしました。

 3着目の松ヶ瀬プロは、トップ目の滝沢プロと11200点差。高めの3索をツモって裏ドラを1枚乗せれば、リーチ・タンヤオ・ピンフ・イーペーコー・ツモ・裏ドラ1の3000、6000で逆転勝利です。

 山に3索が2枚、6索は1枚残っていました。

 トップ目の滝沢プロも13巡目に一萬を重ね、追いつきました。チートイツの發単騎待ちです。

 發は松ヶ瀬プロの現物で、山に1枚残っていました。

 滝沢プロはあがれば、逃げきりトップです。

 萬子の一色手を進めていた菅原プロも13巡目、北を重ね聴牌。五萬・北のシャンポン待ちです。

 菅原プロは高めの北をツモれば、ホンイツ・トイトイ・北・赤ドラ1の3000、6000で、ラス目からの大逆転トップです。

 山に北が2枚、五萬は1枚残っていました。

 園田プロも15巡目、8索を暗刻にして聴牌。カンチャンの3索待ちです。

 2着目の園田プロは、トップ目の滝沢プロと1800点差。リーチ棒が1本出ているので、あがればトップです。

 3索は山に2枚残っていました。

 4人の手がぶつかり、手に汗握るめくり合いです。

 すると、滝沢プロが15巡目に危険牌の1筒をつかみ、安全牌の發を切り、聴牌を崩しました。

 園田プロが16巡目につかんだのが、初牌で菅原プロのあがり牌の北。

 園田プロは北を押さず、ノータイムで安全牌の2索を外しました。

 さすが、麻雀賢者の異名にふさわしい放銃回避です。

 園田プロは18巡目、赤5筒をポン。北単騎待ちで形式聴牌しました。

 このまま流局すれば、滝沢プロが手を崩しているので、園田プロは聴牌・ノーテンで逆転し、トップ目に立てます。

 ところが、菅原プロが18巡目に3索をつかみ放銃。松ヶ瀬プロはリーチ・タンヤオ・ピンフ・イーペーコー・裏ドラ1の8000点です。

 第70戦の結果は滝沢31900、園田30100、松ヶ瀬28700、菅原9300。

 もし、園田プロが5筒を鳴いていなかったら、松ヶ瀬プロは跳満ツモで逆転トップでした。

 的確な攻守の判断で、トップを逃したものの目前まで迫り、しっかりと2位を確保した園田プロ。その打巧みなち回しに魅せられました。

 


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