伊達ちゃんの粘り強さと打点力半端ない【Мリーグ】
粘り強さと打点力が半端ないです。
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第14戦で、親番を失った一人沈みのラス目から猛追を見せました。
南3局に倍満、南4局1本場に跳満をツモり、トップまであとわずかまで迫りました。
第14戦はKONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗プロ、TEAM雷電・黒沢咲プロ、セガサミーフェニックス・茅森早香プロ、赤坂ドリブンズ・渡辺太プロの並び順。
南3局で持ち点は南家・太30800、東家・茅森30300、北家・黒沢29200、西家・伊達9700。
伊達プロはチャンス手のリーチがことごとく空振りとなり、三つどもえのトップ争いから一人置いてきぼりをくらったラス目です。
その伊達プロに起死回生の手が入りました。
10巡目に絶好のペンチャンでドラの三萬を引き入れました。「123」の三色が確定した4筒・7筒待ちで力強くリーチです。
伊達プロは16巡目に7筒をツモ。裏ドラがなんと白で2枚乗りました。リーチ・三色・ツモ・ドラ1・赤ドラ1・裏ドラ2の4000、8000です。
南4局を迎え、伊達プロの豪快な倍満ツモで、「全員集合」の2万点台の大接戦となりました。
持ち点は東家・太26800、南家・伊達25700、西家・黒沢25200、北家・茅森22300。
伊達プロはトップ目の太プロと1100点差の2着目に浮上です。
ところが、この一局では親の太プロがリーチ・ピンフ・ツモ・赤ドラ1・裏ドラ1の4000オールをあがり、抜け出しました。
南4局1本場を迎え、持ち点は東家・太38800、南家・伊達21700、西家・黒沢21200、北家・茅森18300。
太プロに引き離された伊達プロ。それでもトップをあきらめません。
いち早く聴牌したのは、ラス目の茅森プロでした。
鳴き仕掛けで索子のホンイツの手を進め、9巡目に自風の北を重ねました。8索・北のシャンポン待ちです。
伊達プロが12巡目、9索をツモった手牌です。
伊達プロは長考後、2索を1枚外し、5索の受け入れを残しました。
この選択がずばり的中します。
伊達プロは13巡目にカンチャンの5索を引き入れました。二萬・五萬・八萬待ちでリーチしました。
ツモって裏ドラが1枚乗れば、リーチ・ピンフ・ツモ・ドラ1・赤ドラ1・裏ドラ1の3000、6000(+300)で逆転トップです。
茅森プロが13巡目に八萬をつかみ放銃。
伊達プロは裏ドラが1枚乗り、リーチ・ピンフ・一発・ドラ1・赤ドラ1・裏ドラ1の3000、6000(+300)です。
第14戦の結果は太38800、伊達34000、黒沢21200、茅森6000。
伊達プロは親番を失った一人沈みのラス目から、一気に巻き返しました。
驚異的な粘りと、ここぞというときの打点力に魅せられました。