あがりこじ開ける魔王の裸単騎 二刀流に強烈な攻めの一太刀【Мリーグ】
「魔王」ならではのあがりをこじ開ける裸単騎待ち。「二刀流」に攻めの一太刀を浴びせました。
「剛腕対決」となった2023年10月16日(月)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第34戦。
東4局にラス目だったKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人プロは2軒リーチをかいくぐり、東の裸単騎待ちで、BEAST Japanext・鈴木大介プロから満貫をあがりました。
魔王の異名にふさわしい寿人プロの強烈な攻めの一撃。猛攻が売りの大介プロはお株を奪われ、悔しい放銃となりました。
第34戦はU-NEXT Pirates・仲林圭プロ、セガサミーフェニックス・茅森早香プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人プロ、BEAST Japanext・鈴木大介プロの並び順。
東4局を迎え、持ち点は南家・仲林34300、西家・茅森33300、東家・大介17700、北家・寿人14700です。
苦しい展開が続き、ラス目に沈んでいた寿人プロの配牌。自風の北と役牌の白がトイツのチャンス手です。
寿人プロは1巡目に1索をツモりました。
2巡目に3索をチー索子で得意のホンイツにまっしぐらです。
寿人プロはその後、しばらく有効牌を引けませんでしたが、9巡目に白をポン。ようやくリャンシャンテンです。
一方、他家は手が進んでいました。
3着目で親の大介プロは10巡目に聴牌。カンチャンの6索待ちでリーチしました。
大介プロは役もドラもない手です。それでも、寿人プロの鳴き仕掛けを受け、リーチに踏みこみました。
2着目の茅森プロも10巡目に1筒を重ねて7索を外し、3筒・6筒待ちで追っかけリーチです。
茅森プロはリーチ・ピンフ・ドラ1・赤ドラ1の満貫確定の手です。
2軒リーチに挟まれた寿人プロ。この7索を迷わずチーしました。
2軒リーチに向かって鳴くのだから、他家はさすがに聴牌と思ったはず。ところが、まだイーシャンテンです。
トップ目で親の仲林プロが11巡目に6索をツモった手牌。
五萬を切れば、1索・4索待ちで聴牌です。
五萬は茅森プロの現物で、索子のホンイツが見え見えの寿人プロにも通りそうです。しかし、大介プロには無筋です。
仲林プロは茅森プロと大介プロの現物で、寿人プロにも通りそうな2筒を外しました。
仲林プロは役もドラもない手でめくり合いに参戦して押すのは勝算が持てず、リスクも大きいと判断。聴牌に取らず、オリに回りました。
攻守のバランスと安定感に定評がある仲林プロらしい一打です。
寿人プロは11巡目に茅森プロがツモ切りした北をポン。東の裸単騎待ちで聴牌しました。
2軒リーチに全くひるまず、あがりをこじ開けに行く強烈な攻め。寿人プロの本領発揮です。
その直後、大介プロが12巡目に東をつかみ放銃。寿人プロはホンイツ・チャンタ・北・白の8000点(+2000)です。
点棒を支払う大介プロの表情に悔しさがにじみ出ていました。
寿人プロはこの試合では3位にとどまりました。
けれども、寿人プロが持ち味を発揮し、大介プロと剛腕対決を制した裸単騎待ちの一撃。「魔王」「麻雀攻めダルマ」「ホンイツコンサルタント」の異名が全て当てはまる会心の一局だったと思います。