大介プロ誤ロン後に豪快な大三元 優プロのピタ止めも見事【Мリーグ】
BEAST Ⅹ・鈴木大介プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第130戦で、同巡内フリテンの誤ロン後、豪快な大三元の一撃を決めました。
一方、U-NEXT Pirates・鈴木優プロの役満放銃を回避した「ピタ止め」は見事でした。
第130戦はKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロ、BEAST Ⅹ・鈴木大介プロ、U-NEXT Pirates・鈴木優プロ、セガサミーフェニックス・浅井堂岐プロの並び順。
場況を的確にとらえる大介プロとしては、らしからぬ残念なチョンボをしました。
東2局の親。鳴き仕掛けで6筒・9筒待ちで聴牌。タンヤオのつく6筒でしかあがれません。
西家・堂岐プロが15巡目に9筒を切った後、北家・堀プロが15巡目に外した6筒に大介プロは「ロン」の声を発しました。
同巡内のフリテンであがれません。
大介プロは個人ポイント-20の罰則となりました。
あってはならぬミスに、大介プロは謝罪を繰り返していました。
それでもその後、トップ目に立った大介プロ。東4局で持ち点は西家・大介37000、東家・堂岐24800、北家・優24200、南家・堀14000です。
大介プロの配牌。白と發がトイツであり、中も1枚あります。大三元を狙えるチャンス手が入りました。
1巡目に發を暗刻にしました。
2巡目に白をポン。とりあえずのイーシャンテンですが、中を切る気はさらさらありません。
3巡目に七萬を重ね、大三元を狙いで五萬を外しました。
4巡目に待望の中を重ねました。大三元のイーシャンテンです。
そして、大介プロは5巡目に9筒をポン。七萬・中のシャンポン待ちで聴牌。中であがれば大三元です。
中は山に2枚残っていました。
大介プロの聴牌直後、3着目の優プロは5巡目に中をツモりました。
優プロは中をツモ切らず、大介プロの現物の8索を外しました。
「789」の三色が視野に入った勝負に行きたい手にもかかわらず、まだ序盤なのに「戦闘民族」の見事な危機察知能力です。
優プロは6巡目に三萬をツモり、さらに現物の5筒を切りました。
鉄壁の守りです。
すると、2着目で親の堂岐プロが7巡目、ラス牌の中をツモりました。
堂岐プロも嫌な予感はしたのでしょう。少し考えた後、中をツモ切って放銃。大介プロは大三元の32000点です。
「剛腕」の異名にふさわしい大介プロの一撃でした。
BEAST Ⅹでチーム初の役満。今季では、EX風林火山・二階堂瑠美プロの四暗刻に続く「第2号」です。
第130戦の結果は大介91300、優18600、堀5900、堂岐-15800。
役満で勢いに乗った大介プロは今季最高得点を成し遂げました。もし、チョンボがなければ、大介プロの喜びも大きかったと思います。
次は文句なしの役満を見せてほしいです。