志願の連闘で東城プロオーラスに執念の逆転トップ【Мリーグ】
志願の連闘でりおぱらがオーラスに執念の逆転勝利です。
セガサミーフェニックス・東城りおプロが2023年12月19日(火)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第108戦でトップを獲得しました。
この日の第107戦で惜しくも2位にとどまった東城プロ。連闘を志願し第108戦に臨みました。
第108戦は赤坂ドリブンズ・鈴木たろうプロ、EX風林火山・二階堂瑠美プロ、セガサミーフェニックス・東城りおプロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロの並び順。
東1局に西家・東城プロは北家・滝沢プロに満貫放銃という最悪なスタート。ここから懸命に巻き返しました。
東2局に南家・東城プロは北家・たろうプロ、西家・滝沢プロとのめくり合いを制し、東家・瑠美プロからリーチ・ピンフ・ドラ1・裏ドラ1の8000点をあがり、放銃した分をすぐ取り戻しました。
しかし、東3局に東家・東城プロは西家・たろうプロとのリーチ合戦に敗れ、満貫の親被りとなりました。
それでも、東城プロはへこたれません。
東4局に北家・東城プロは七萬とドラの白のシャンポン待ちで聴牌。片あがりの白を東家・滝沢プロから打ち取り、この試合で2回目の満貫です。
南1局は滝沢プロとリーチした東城プロの2人聴牌で流局。
南2局1本場(供託1)を迎え、持ち点は北家・たろう32500、南家・東城28500、西家・滝沢25500、東家・瑠美12500です。
たろうプロが得意の鳴き仕掛けで東城プロのリーチをかわし、瑠美プロから満貫をあがって一歩抜け出しました。
南3局を迎え、持ち点は西家・たろう42800、東家・東城27500、南家・滝沢25500、北家・瑠美4200。
2着目で親の東城プロはトップ目のたろうプロから値千金の白・赤ドラ1の3900点を直撃しました。
東城プロはたろうプロに7500点差まで迫りました。
ところが、滝沢プロが流局を挟んだ南3局2本場(供託1)に瑠美プロとのリーチ合戦に勝ち、満貫を直撃しました。
さらに、南4局に親の滝沢プロは瑠美プロのリーチをかわし、ツモ・赤ドラ1の1000オール(+1000)をあがり、トップ目に立ちました。
南4局1本場を迎え、持ち点は東家・滝沢39100、南家・たろう36900、北家・東城32400、西家・瑠美-8400です。
東城プロは展開に恵まれず、まさかの3着目に落ちています。
連闘を快諾し、送り出してくれたチームのために是か非でもトップの欲しい東城プロ。その執念が実りました。
東城プロは1巡目に絶好のカンチャンの4索を引き入れました。
2巡目に2索、3巡目に1筒をツモり、4巡目に8索を重ねました。
5巡目に4筒をツモって1筒と入れ替え、タンヤオ確定です。
東城プロは7巡目に三萬をツモり、イーシャンテンです。
ツモがものすごく効いています。3着目からの逆転トップの可能性が高くなってきました。
東城プロは8巡目にカンチャンの3筒をずばっと引き入れ聴牌。二萬・五萬待ちで勝負を懸けてリーチしました。
東城プロはリーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ1の満貫確定の手。「234」の三色がつく高めの二萬であがれば跳満です。
3着目の東城プロはトップ目の滝沢プロと6700点差で、2着目のたろうプロとは4500点差。あがれば逆転勝利です。
ラス目の瑠美プロが11巡目に二萬を切って放銃。東城プロはリーチ・タンヤオ・ピンフ・三色・ドラ1の12000点(+300)です。
第108戦の結果は東城44700、滝沢39100、たろう36900、瑠美-20700。
チームと麻雀ファンのエールに応え、満貫を放銃しても親被りになっても全くひるまず、まっしぐらに力強くトップを目指した東城プロの闘牌に魅せられました。