ずんたんラス目から大逆転 フリテン跳満ツモトップ【最高位戦A1】
ずんたんらしい力強い一撃でした。
2023年4月5日(水)の最高位戦A1リーグの第3節1回戦です。
赤坂ドリブンズ・村上淳プロが南4局にフリテンリーチで跳満ツモの6000オールをあがり、ラス目からトップ目に浮上。そのまま逃げきってトップを獲得しました。
1回戦は坂本大志プロ、鈴木優プロ、牧野伸彦プロ、村上淳プロの並び順。南4局を迎え、持ち点は西家・優37300、北家・牧野32000、南家・坂本29500、東家・村上21200です。
ラス目で親の村上プロに絶好の手が入っていました。8巡目に6萬をツモった手牌です。
「345」の三色が狙えます。村上プロはカンチャンでドラの七萬の受け入れよりも筒子の連続形の伸びに期待し、八萬を切りました。
大胆な鳴き仕掛けをしていた2着目の牧野プロが8巡目にカンチャンの8索待ちで聴牌しました。
牧野プロはチャンタ・三色・南・ドラ1の満貫の手で、あがれば逆転トップです。8索は山に3枚残っていました。
3着目の坂本プロも10巡目にカンチャンの6索待ちで聴牌。迷わずリーチしました。
坂本プロはリーチ・ドラ1の手です。ツモれば2位確定で裏ドラが乗ればトップです。6索は山に3枚残っていました。
2人の攻勢を受け、村上プロが11巡目にツモったのがドラの七萬です。
もし、8巡目に八萬ではなく6筒を切っていたら、2索・5索待ちで聴牌していました。
村上プロには悔しい裏目です。6筒を切って二萬・五萬・八萬のフリテンの「お帰りツモ」を待ちます。
村上プロが12巡目にツモったのが5索です。
もし、8巡目に6筒を切っていたらあがっていました。
おそらくリーチしていたはずなので、リーチ・タンヤオ・ピンフ・三色・一発・ツモ・ドラ1の8000オールでした。
それでも村上プロはひるみません。六萬を切って二萬・五萬・八萬待ちのフリテンリーチに踏みこみました。
村上プロの表情から気迫が伝わってきました。
14巡目にツモったのが高めの五萬です。
村上プロはリーチ・タンヤオ・ピンフ・三色・ツモ・ドラ1の6000オールです。ラス目から大逆転でトップ目に浮上しました。
南4局1本場は南を鳴いた優プロが300、500(+1300)をあがって2位を確保。最終結果は村上39600、優33700、牧野25600、坂本21100です。
痛恨の裏目にも全くひるまず、フリテンリーチして親の跳満をツモるところが「リーチ超人」の本領発揮で素晴らしかったです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?