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菅原プロ2回の役満チャンス惜しくも実らず【Мリーグ】
1試合で2回の役満チャンスは惜しくも実りませんでした。
BEAST Japanext・菅原千瑛プロは2024年2月20日(火)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第171戦で4位でした。
ラス目から起死回生のフリテンのツモり四暗刻リーチなど、勝負手がことごとく空振りに終わりました。
BEAST Japanext・菅原千瑛プロ、赤坂ドリブンズ・鈴木たろうプロ、渋谷ABEMAS・白鳥翔プロ、TEAM雷電・萩原聖人プロの並び順。
南2局1本場を迎え、持ち点は東家・たろう65800、西家・萩原18500、南家・白鳥17900、北家・菅原-2200です。
菅原プロは厳しい展開が続き、ハコ下のラス目に沈んでいます。
六萬・九萬・6筒待ちで黙聴の萩原プロが9巡目にドラの8筒をツモ。カンチャンの7筒待ちに変え、リーチしました。
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その直後、菅原プロは9巡目に無筋の4筒を一発でつかみ、現物の9索を外しました。
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菅原プロは10巡目に二萬を暗刻にしました。現物の白を切ってイーシャンテンです。
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11巡目に5筒をツモり、中筋の6索を外しました。
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12巡目に發を暗刻にして聴牌。無筋の2筒を力強く押して、3筒・6筒待ちです。
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菅原プロは三暗刻・發の聴牌です。ツモが縦に効き、大きくマイナスしているので、四暗刻への手変わりを狙って黙聴に取りました。
一方、赤ドラを2枚持つ3着目の白鳥プロが14巡目に二萬をツモり、ペンチャンの七萬待ちで追っかけリーチしました。
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菅原プロは14巡目に4筒を重ねました。リーチしている2人に無筋の5筒を押し、1筒・4筒待ちのツモり四暗刻の聴牌です。黙聴を続行しました。
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菅原プロは4巡目に4筒を切っているのでフリテンです。それでも、この起死回生の手で勝負を懸けました。
山に4筒が1枚だけ残っていました。
長年、麻雀プロの試合を多く観戦してきて、フリテンリーチの四暗刻ツモを見たことがありません。菅原プロがツモるたびにドキドキしていました。
白鳥プロが17巡目にラス牌の4筒をツモ切りました。
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菅原プロはフリテンなのであがれません。四暗刻はなくなりました。
萩原プロが17巡目に7筒をツモ。裏ドラが1枚乗り、リーチ・ツモ・ドラ1・裏ドラ1の2000、4000(+1300)です。
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菅原プロは「フリテンリーチの四暗刻ツモ」という新たな伝説に、あと一歩届きませんでした。
華のある打ち手の菅原プロはこれだけで終わりません。
オーラスにもう一度役満チャンスが訪れました。
南4局を迎え、持ち点は西家・たろう63000、東家・萩原25800、北家・白鳥15500、南家・菅原-4300です。
菅原プロの配牌。1・9・字牌が9種11牌あります。
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1巡目に1筒をツモり、国士無双のリャンシャンテンです。
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2巡目に東をツモり、あっという間にイーシャンテンになりました。
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あと必要な牌は北と發です。ついに今季初の役満が出るのではないかと思っていました。
ところが、超特急でイーシャンテンだったにもかかわらず、菅原プロは聴牌できずに終了。北と發が遠かったです。
白鳥プロが萩原プロとのリーチ合戦に勝ち、満貫の直撃で2位に浮上しました。
第171戦の結果はたろう63000、白鳥24500、萩原16800、菅原-4300。
菅原プロは4位だったものの、2回の役満チャンレンジはとても見応えありました。