麻雀アマゾネスが「代打ち」で圧勝

　超攻撃型麻雀アマゾネスが「代打ち」で力を発揮しました。

　日本プロ麻雀連盟の和久津晶プロが2022年9月２日(金)の第２回AKRacing杯の予選Ｂ卓に、体調不良で参戦できなくなったTEAM雷電の黒沢咲プロの代わりに急きょ出場。見事に決勝進出しました。

　和久津プロは持ち前の攻撃力が冴えわたり、KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部の高宮まりプロ、EX風林火山の二階堂亜樹プロのＭリーガー３人に圧勝しました。

　予選Ｂ卓は２戦勝負。合計得点でトップが決勝進出できます。和久津プロは１回戦のオーラスの親で大きく加点しました。

　１回戦は亜樹プロ、岡田プロ、高宮プロ、和久津プロの並び順。南４局を迎え、持ち点は北家・高宮36100、東家・和久津35600、南家・亜樹27200、西家・岡田21100で接戦です。

　いち早く聴牌したのはラス目の岡田プロです。６巡目にチートイツの８筒単騎待ちでリーチしました。

　親の和久津プロはこのリーチにひるまず、危険牌を勝負して７巡目に７索をチーし、８巡目に發を暗刻にしてイーシャンテンです。

　一方、亜樹プロも鳴き仕掛けを駆使し、10巡目に５筒・８筒待ちで聴牌しました。

　亜樹プロはダブ南・ドラ１・赤ドラ１の満貫の手です。あがれば１回戦トップです。

　和久津プロも11巡目に１索をポンして、６索・９索待ちで聴牌しました。

　亜樹プロが11巡目に９索をつかみ、和久津プロに放銃。和久津プロはホンイツ・發の7700点(＋1000)のあがりです。

　続く南４局１本場。親の和久津プロに絶好の配牌が入りました。

　ドラの發が暗刻で赤ドラも１枚あり、第１打に９筒を切ってリャンシャンテンです。

　和久津プロは４巡目に５萬をトイツで重ね、順調にイーシャンテンになりました。

　ところが、ここからなかなか聴牌できません。８巡目に４枚目のドラの發を引き入れますが、目立たないように暗槓せずツモ切ります。

　いち早く９巡目に聴牌したのは高宮プロでした。４筒・７筒待ちでリーチです。

　和久津プロも11巡目に６索をチーして追いつき、カンチャンの２筒待ちで聴牌しました。

　２筒はリーチしている高宮プロの現物でした。

　亜樹プロも中を暗刻で持って鳴き仕掛けで粘り、13巡目に２筒・５筒待ちで聴牌しました。

　３人の攻勢にオリる牌に窮した岡田プロが14巡目に２筒を切って放銃。頭ハネであがった親の和久津プロは發・ドラ３・赤ドラ１の12000点(＋1300)です。

　和久津プロの勢いは続いていました。南４局２本場には５巡目にチートイツの２索単騎待ちで聴牌。

　和久津プロは黙聴に構えました。すると、すぐ５巡目に岡田プロが２索を切って放銃。和久津プロはタンヤオ・チートイツ・赤ドラ１の9600点(＋600)のあがりです。

　和久津プロの３連続あがりで、持ち点は和久津67800、高宮35100、亜樹19500、岡田－2400となりました。和久津プロはこの大量リードを２回戦でもしっかりと維持し、決勝に進出しました。

　ツボにはまったときの超攻撃型麻雀アマゾネスの破壊力をまざまざと見せつけられました。