瀬戸熊プロが反撃の狼煙上げる値千金のトップ 3連覇懸かる最強戦にも弾み【Мリーグ】
チームと自身の反撃の狼煙を上げる値千金の勝利です。
TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロが2023年12月7日(木)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第94戦でトップを獲得しました。
瀬戸熊プロは最近の試合で3試合連続ラスを喫し、TEAM雷電の総合ポイントも-100を超え、厳しい状況になっています。
この日の第93戦でも本田朋広プロが3位。どうしてもトップのほしいときに「最強様」は底力を発揮しました。
あす12月9日(土)から始まる初の3連覇が懸かった「麻雀最強戦2023 ファイナル」にも弾みがつく1勝だったと思います。
渋谷ABEMAS・多井隆晴プロ、TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人プロ、EX風林火山・二階堂亜樹プロの並び順。
瀬戸熊プロは好スタートを切りました。
東1局に南家・瀬戸熊プロは9巡目に絶好の赤5索を引き入れ、5筒・8筒待ちでリーチ。
瀬戸熊プロは西家・寿人プロが15巡目にリーチ宣言牌で切った8筒を打ち取りました。リーチ・タンヤオ・ピンフ・イーペーコー・赤ドラ1の8000点です。
続く東2局は親で10巡目に南を暗刻にして、二萬・五萬待ちでリーチしました。
11巡目に一発で二萬をツモ。裏ドラが1枚乗り、リーチ・一発・ツモ・赤ドラ1・裏ドラ1の4000オールです。
瀬戸熊プロの持ち点は45000点となり、大きく抜け出しました。
しかし、このまま簡単にリードを守って逃げきれないのがMリーグの恐ろしいところです。
「クマクマタイム」の発動はならず、多井プロと寿人プロが反撃。
南2局を迎え、持ち点は北家・多井31500、南家・寿人29100、東家・瀬戸熊28300、西家・亜樹11100です。
三つどもえのトップ争いとなり、瀬戸熊プロは3着目に落ちていました。
しかし、この日の瀬戸熊プロは親でチャンス手が入りました。
瀬戸熊プロの配牌。ドラと赤ドラが1枚ずつあり、聴牌も早そうです。
2巡目にカンチャンの5索をずばっと引き入れ、イーシャンテンです。
3巡目に1筒を重ね、カンチャンの3索待ちで迷わずリーチ。
まだ3巡目なので好形への手変わりを待つ判断もありましたが、カンチャン待ちのリーチに果敢に踏みこみました。
画面から瀬戸熊プロの気迫がすごく伝わってきました。
この選択がずばり的中しました。
瀬戸熊プロは6巡目に3索をツモ。リーチ・ツモ・ドラ1・赤ドラ1の4000オールです。
瀬戸熊プロの持ち点は40300点となり、再びトップ目に浮上。オーラスに多井プロへの差しこみで満貫を放銃したものの、逃げきって勝利です。
第94戦の結果は瀬戸熊30500、多井26000、寿人22400、亜樹21100。
瀬戸熊プロは前最強位でライバルの多井プロとのライバル対決を制しました。Мリーグはもちろん、麻雀最強戦での戦いにも勢いのつく勝利だったと思います。