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堀プロが勝負強さと巧みなゲーム回しでファイナル進出【麻雀最強戦】

 「小さな天才」が持ち前の勝負強さと巧みなゲーム回しを見せ、会心の勝利です。

 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロが2024年4月14日(日)の「麻雀最強戦2024・因縁の傷跡」で優勝しました。

 12月に行われる「麻雀最強戦2024・ファイナル」の切符を獲得です。

 堀プロは決勝で東2局1本場に跳満をあがってトップ目に立ち、その後も着実に加点。安定した闘牌で逃げきりました。

 日本プロ麻雀協会・浅井堂岐プロ、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎プロ、日本プロ麻雀連盟・石井良樹プロ、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロの並び順。

 東2局1本場で持ち点は、北家・浅井36900、東家・内川27300、西家・堀24400、南家・石井11400です。

 トップ目の浅井プロが8巡目に二萬を引き入れ、5索・8索待ちでリーチしました。

 浅井プロはドラの6筒がトイツの勝負手。あがれば抜け出せます。

 3着目の堀プロも10巡目に發を暗刻にして聴牌。1索・4索待ちで追っかけリーチしました。

 2着目で親の内川プロは2軒リーチに挟まれました。11巡目に9筒をツモった手牌です。

 浅井プロと堀プロの2人に通る共通安全牌はありません。

 内川プロは2索が2枚ある「壁」を頼りに1索を外して放銃しました。

 堀プロは裏ドラが1枚乗り、リーチ・メンゼンホンイツ・發・一発・裏ドラ1の12000点(+1300)です。

 サクラナイツの盟友からの直撃で、堀プロの持ち点は37700点となり、浅井プロを1800点差で逆転。トップ目に立ちました。

 さらに、東3局に南家・堀プロは8巡目に三萬をツモり、3索・6索待ちでリーチしました。

 堀プロは高め一気通貫の手です。高めの6索がラス目で親の石井プロにポンされているのにもかかわらず、果敢にリーチに踏みこみました。

 2着目の西家・浅井プロが10巡目にチーテンで6索を切って放銃。堀プロはリーチ・ピンフ・一気通貫の8000点です。

 2着目からの「デバサイ」の直撃で、堀プロの持ち点は45700点となりました。浅井プロに17800点差をつけ、大きくリードしました。

 さすがの勝負強さです。

 堀プロはその後、巧みなゲーム回しで着実に加点して快勝。

 特に、秀逸だったのは南2局の鳴き仕掛けです。

 西家・堀プロは3巡目に六萬をチー。まだ十分形でないところから、ドラ色の萬子の一色手に向かいました。

 堀プロは安全牌の字牌を抱えながら、満貫級の加点を狙います。

 上家の石井プロがラス目であがりに向かっていて、牌を絞れなくなっていることも計算に入れています。

 堀プロは6巡目に北、7巡目に西を引き入れました。

 8巡目に絶好の二萬をツモりました。

 9巡目にドラの九萬をチー。イーシャンテンです。

 堀プロは10巡目に一萬もチー。南単騎待ちで聴牌しました。

 石井プロから切られる牌を次々と鳴き、遠いところから萬子のホンイツの聴牌にこぎ着けました。

 堀プロは12巡目に南をツモ。ホンイツ・ドラ1の1300、2600です。

 切れ味鋭く、戦略的なあがりに魅せられました。

 決勝の結果は堀55400、浅井27100、内川19900、石井-2400。

 解説の渋川難波プロの前で「サクラナイツ対決」を制した堀プロ。ファイナルでの活躍が楽しみです。


 

 

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