村上プロが2度目の優勝 見事な十八番のチートイツ【モンド杯】
切れ味抜群で十八番のチートイツが見事でした。
最高位戦日本プロ麻雀協会・村上淳プロが第24回モンド杯で優勝しました。モンド杯で2度目の栄冠。第20回モンド王座決定戦の「切符」を獲得しました。
勝因は決勝1回戦の東2局1本場にあがった親の倍満。「リーチ超人」の名にふさわしく、的確な手牌読み、山読みで、チートイツの手を高打点に仕上げました。
決勝は渋谷ABEMAS・白鳥翔プロ、日本プロ麻雀連盟・長村大プロ、最高位戦日本プロ麻雀協会・村上淳プロ、日本プロ麻雀連盟・三浦智博プロが対戦しました。
決勝は2試合の総合ポイントを競います。
1回戦は三浦プロ、村上プロ、白鳥プロ、長村プロの並び順。
東2局1本場(供託1)で持ち点は南家・白鳥28500、東家・村上25500、西家・長村23500、北家・三浦21500です。
2着目で親の村上プロは7巡目に七萬を重ね、チートイツのイーシャンテンです。
8巡目に暗刻となる五萬を引き入れました。
8索を切って、北を待ちごろの単騎牌や安全牌として残し、チートイツと暗刻手の両天秤に掛ける選択も取れます。
けれども、村上プロは五萬をツモ切りました。
手牌読み、山読みが得意で、チートイツを十八番とする村上プロ。場況から8索の「景色」は良く、ツモれると判断。この選択がずばり的中します。
いち早く聴牌しのたは、ラス目の三浦プロです。9巡目に2索をツモり、四萬・七萬待ちでリーチしました。
その直後、村上プロは10巡目、狙いの8索を重ね、チートイツを聴牌。ドラの四萬単騎待ちで追っかけリーチしました。
村上プロは12巡目に四萬をツモりました。裏ドラはなんと8索。リーチ・チートイツ・ツモ・ドラ2・裏ドラ2の8000オール(+2300)です。
村上プロの持ち点は51800点となり、大きく抜け出しました。この試合でトップを取り、2回戦も2位でまとめ、頂点に輝きました。
決勝の最終結果は村上74.6、白鳥-0.6、三浦-9.6、長村-63.8。
このチートイツはメンゼン・高打点の打ち手として知られる村上プロにとって、会心の一局だったと思います。