繊細なる超巨砲の一撃 フリテンリーチで嶺上開花の倍満【Мリーグ】
Mリーグ開幕日に「繊細なる超巨砲」の一撃が出ました。
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第2戦で倍満をあがました。
南2局の親でフリテンリーチに踏みこみ、その後、ドラを暗槓して嶺上開花(リンシャンカイホウ)で8000オールです。
松ヶ瀬プロらしい豪快さで麻雀ファンを魅了しました。
第2戦は赤坂ドリブンズ・渡辺太プロ、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロ、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロ、TEAM雷電・萩原聖人プロの並び順です。
南2局を迎え、持ち点は南家・堀44200、東家・松ヶ瀬37000、西家・萩原13000、北家・太5800。
2着目で親の松ヶ瀬プロに勝負手が入りました。ドラの九萬をトイツで持っています。
松ヶ瀬プロが9巡目に6筒をツモった手牌です。
キー牌の2索は場に3枚出ています。
松ヶ瀬プロは4筒を1枚、7筒を2枚、自身で切っていますが、「1索・3索」のカンチャンターツを嫌いました。イーシャンテンを崩し、1索を外しました。
すると、10巡目に5筒をずばっと引き入れ、再びイーシャンテンになりました。
松ヶ瀬プロらしい繊細な打ち回しです。
12巡目にドラの九萬を暗刻にして聴牌。1筒・4筒・7筒待ちのフリテンリーチを敢行しました。
14巡目にツモったのがドラの九萬。松ヶ瀬プロはもちろん暗槓。新たなドラは六萬です。
リンシャン牌からツモったのはなんと4筒でした。松ヶ瀬プロはリーチ・嶺上開花・ツモ・ドラ4・槓ドラ1の8000オールです。
豪快なあがりを決めた松ヶ瀬プロの持ち点は61000点となり、トップ目に浮上。2着目の堀プロに24800点差をつけました。
しかし、その後、堀プロがあがりを重ね、逆転してトップを獲得しました。さすがの粘りと勝負強さです。
第2戦の結果は堀66300、松ヶ瀬54700、太-4000、萩原-17000。