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卓上の舞姫・亜樹プロ復活の狼煙上げる今季初トップ【Мリーグ】
「卓上の舞姫」が復活の狼煙を上げました。
EX風林火山・二階堂亜樹プロが2023年11月6日(月)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第58戦で今季初トップを獲得しました。
亜樹プロは今季、ここまで2位と3位がそれぞれ1回、4位が3回。苦境から抜け出す勝利です。
亜樹プロは東3局2本場に跳満をツモって逆転でトップ目に浮上。さらに東4局1本場にポンテン取らずのメンゼンで仕上げた「クンロク」のあがりが決め手となりました。
第58戦はBEAST Japanext・猿川真寿プロ、セガサミーフェニックス・醍醐大プロ、渋谷ABEMAS・松本吉弘プロ、EX風林火山・二階堂亜樹プロの並び順です。
東3局2本場を迎え、持ち点は北家・醍醐40400、南家・亜樹22500、東家・松本20500、西家・猿川15600。
2着目の亜樹プロに赤ドラ2枚、ドラ1枚のチャンス手が入りました。
7巡目に絶好のペンチャンの3索を引き入れ、イーシャンテンです。
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亜樹プロは続けて8巡目にカンチャンの6筒をすばっとツモり、ペンチャンの7索待ちで聴牌しました。
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亜樹プロは一気通貫・ドラ1・赤ドラ2の満貫確定、ツモって跳満の手です。出あがりを狙い、黙聴に構えました。
トップ目の醍醐プロがすぐ9巡目に追いつき、4筒・7筒待ちでリーチしました。
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亜樹プロも負けていません。10巡目にペンチャンの7索待ちで追っかけリーチしました。
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2人のめくり合いは亜樹プロに軍配が上がりました。
亜樹プロは14巡目に7索をツモ。リーチ・一気通貫・ツモ・ドラ1・赤ドラ2の3000、6000(+2600)です。
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東4局を迎え、亜樹プロの持ち点は37100点となり、醍醐プロを900点差で逆転し、トップに立ちました。
東4局に親の亜樹プロはラス目の猿川プロのリーチをかわし、松本プロから直撃。發・ドラ1・赤ドラ1の5800点(+1000)を加点しました。
続く東4局1本場。持ち点は東家・亜樹43900、西家・醍醐36200、南家・猿川11400、北家・松本8500です。
この一局で亜樹プロから決め手となる一撃が出ます。
トップ目の亜樹プロの勢いは止まりません。2巡目に二萬をツモり、あっという間にイーシャンテンです。
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亜樹プロは3巡目に四萬をツモり、受け入れが広くなりました。
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5巡目に3索と6索を入れ替えました。
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2着目の醍醐プロが6巡目に赤五萬をツモった手牌です。
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醍醐プロはドラ3枚、赤ドラ1枚の勝負手。五萬を切らず、浮いていた發を外し。目いっぱいに構えました。
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醍醐プロは場に3索が多く切られていたので、萬子のくっつきがあれば、「4索・5索」のターツを外すことを視野に入れていたのだと思います。
亜樹プロはこの發を見送り、三萬・白のシャンポン待ちのポンテンに取りませんでした。
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トップ目なので鳴いて手を狭めたり安くしたりせず、メンゼンでダメ押しの高打点を狙う亜樹プロらしい打ち筋です。
この判断が的中しました。
亜樹プロは7巡目に白を暗刻にして聴牌。二萬・五萬待ちでリーチです。
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「678」の三色のイーシャンテンだった3着目の猿川プロが8巡目に二萬をつかみ、ツモ切って放銃。亜樹プロはリーチ・白・赤ドラ1の9600点(+300)です。
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亜樹プロの持ち点は53800点となり、大きく抜け出しました。そのままトップを譲らず勝利です。
第58戦の結果は亜樹52200、醍醐34700、松本10400、猿川2700。
EX風林火山はこの日の第57戦で松ヶ瀬隆弥プロがトップを獲得しており、嬉しい「デイリーダブル」の連勝です。
今季は序盤からデイリーダブルが相次いでいます。
デイリーダブルをまだ成し遂げていない総合ポイント下位チームの巻き返しを期待したいです。