りなたんのてんパイクイーン獲得を期待
素晴らしい飛躍の一年でした。
日本プロ麻雀連盟北海道本部35期生の安藤りなプロです。美しい色白の肌にちなみ、「七彩の雪月華」の通り名で知られています。
12月23日はりなたんの誕生日。Twitterなどでは多くの祝福の言葉が寄せられていました。
タレント、モデルとしても活動する華やかな容姿はもちろん、鋭い攻めの麻雀やファンを大切にするさまざまな取り組みがたくさんの人から愛されているのではないかと思います。
今年3月に安藤プロへの期待を込め、noteで「安藤りなプロの飛躍を予感」を書きました。
期待を大きく上回る活躍に、「安藤りなプロの飛躍を確信」としておけば良かったと後悔しています。
麻雀の普及とファンを大切にする活動で感心したのは、「麻雀格闘倶楽部 日本プロ麻雀連盟 投票選抜戦2022」の投票権の集め方に関する紹介です。noteで分かりやすく説明していました。
忙しい合間を縫って工夫を凝らしたとても立派な試みだったので、私のnoteでも取り上げました。
りなたんには、たくさんのファンから感謝の言葉が寄せられていました。Мリーガーら人気プロが相次いで絶賛しています。
そのポイントのまとめ方の秀逸さには拍手を送りたいです。
麻雀の実力も着実に強くなっているように感じています。
「女流雀士 プロアマNo.1決定戦 てんパイクイーン シーズン8」では、女流プロ予選2組目で力強い闘牌を見せました。総合1位で準決勝進出です。
予選は2試合の合計ポイントで競い、2人勝ち上がりです。
第1試合は日本プロ麻雀協会・都美プロ、日本プロ麻雀連盟・安藤りなプロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗プロ、EX風林火山・二階堂瑠美プロの並び順。
東1局の南家・安藤プロの配牌。場風の東をトイツで持ち、赤ドラが1枚あります。
1巡目に8筒をツモって南を切りました。
2巡目に親の都美プロから東が切られましたが一鳴きせず、見送ります。
萬子の一気通貫による高打点を狙い、東を外すことも辞さない悠然とした打ち回しです。
8巡目に6萬をツモって4筒を切りました。
10巡目に絶好の3萬をツモってトイツの東を1枚外しました。
早いあがりにこだわらず、東を一鳴きしなかったことが好形のイーシャンテンにつながりました。
安藤プロは11巡目にドラの9筒をツモって聴牌。3萬・6萬・9萬待ちでリーチです。
伊達プロが11巡目に聴牌し、3萬を切って一発で放銃。安藤プロはリーチ・ピンフ・一発・ドラ1・赤ドラ1の8000点です。
幸先の良いスタートを切った安藤プロは、東4局2本場にも西家でリーチして一撃を決めました。
安藤プロは裏ドラが1枚乗り、リーチ・西・ツモ・ドラ1・槓ドラ1・裏ドラ1の3000、6000(+600)です。
2つの大きなあがりをものにした安藤プロは第1試合でトップを獲得しました。
第2試合は伊達プロ、瑠美プロ、都美プロ、安藤プロの並び順。
東4局を迎え、第1試合との合計ポイントは西家・瑠美76.3、東家・安藤73.0、北家・都美45.4、南家・伊達45.3です。
都美プロが發を一鳴きし、7巡目に5萬・8萬待ちで聴牌しました。
安藤プロの親を流すのが狙いです。
安藤プロは9巡目に6筒をチーして5索を切ってイーシャンテン。
メンゼンでタンヤオ・ピンフに仕上げたい手でしたが都美プロの鳴き仕掛けに対応。聴牌を急ぎました。
安藤プロは10巡目に7索をポンして3筒・6筒待ちで聴牌です。
都美プロが10巡目に6筒をつかみ放銃しました。安藤プロはタンヤオの1500点です。
親で他家の鳴き仕掛けにすぐさま反応し、喰いタンで連荘にこぎ着けたことが奏功しました。
続く東4局1本場。安藤プロは5巡目に7索・9索待ちでリーチ。
9巡目に9索をツモ。裏ドラが7索で2枚乗り、リーチ・ツモ・赤ドラ1・裏ドラ2の4000オール(+300)です。
このあがりで大きくリードした安藤プロは総合トップで準決勝に進出しました。
安藤プロは昨年と比べて伸び伸びと戦えていました。場況にしっかりと合わせた硬軟織り交ぜた攻めの打ち回しが光りました。
りなたんにはぜひ、てんパイクイーンのタイトルを獲得してほしいと思います。実績を重ねて麻雀最強戦やMリーグで活躍する姿を見たいです。
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