さや姉ω強気なカンチャン待ちリーチで逆転勝利【Мリーグ】
勝負どころでさや姉ωの強気なカンチャン待ちの追っかけリーチが決まりました。
セガサミーフェニックス・茅森早香プロが2024年2月29日(木)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第181戦でトップを獲得です。
勝因となったのは南2局3本場の満貫ツモ。茅森プロはカンチャンの四萬待ちで追っかけリーチし、三つどもえのめくり合いを制しました。
赤坂ドリブンズ・渡辺太プロ、TEAM雷電・本田朋広プロ、セガサミーフェニックス・茅森早香プロ、BEAST Japanext・菅原千瑛プロの並び順。
南2局3本場を迎え、持ち点は北家・太44200、南家・茅森31400、東家・本田29900、西家・菅原-5500です。
トップ目の太プロが6巡目に6筒をツモり、北単騎待ちでいち早くリーチしました。
太プロはリーチ・ドラ1・赤ドラ1の5200点の手。北は場に1枚出ていて、山に2枚残っていました。
北をつかめば、誰からも出そうです、太プロは北単騎待ちで勝負を決めにいきました。
ところが、北は山に深く、誰もツモりません。
3着目で親の本田プロが12巡目に2索をポン。八萬・2筒のシャンポン待ちで追いつきました。
八萬・2筒は山に2枚残っていました。
本田プロは何とか親を続けて、トップ目に浮上したいところです。
一方、2着目の茅森プロは12巡目に5筒をツモり、イーシャンテンになりました。
茅森プロは14巡目に五萬をツモって聴牌。カンチャンの四萬待ちで追っかけリーチしました。
トップ目の太プロから先制リーチが入り、親の本田プロも鳴き仕掛けで聴牌に見えます。
さらに、茅森プロの南場の親番はまだ残っています。
それでも、茅森プロは守りに入らず、カンチャン待ちのリーチに踏みこみました。さや姉ωらしい強気な選択で、この手に勝負を懸けました。
四萬は山に1枚だけ残っていました。
茅森プロは18巡目にラス牌の四萬をツモ。リーチ・タンヤオ・ツモ・ドラ1の2000、4000(+1900)です。
三つどもえのめくり合いを制した値千金の一撃です。
茅森プロの持ち点は41300点となり、太プロを400点差で逆転し、トップ目に浮上しました。
南3局はラス目の菅原プロが本田プロとのリーチ合戦に勝ち、リーチ・ピンフ・ツモ・裏ドラ1の1300、2600(+1000)をあがりました。
南4局を迎え、持ち点は南家・太39600、北家・茅森38700、西家・本田23300、東家・菅原-1600です。
親被りで900点差で2着目に落ちた茅森プロは底力を発揮。タンヤオ・赤ドラ1の500、1000をあがり、再び逆転してトップを獲得しました。
第181戦の結果は茅森40700、太39100、本田22800、菅原-2600。
セガサミーフェニックスにとって、セミファイナル進出のボーダーラインを争うTEAM雷電、BEAST Japanextとの直接対決で大きな勝利です。
試合を終えた茅森プロの優しい笑顔から、喜びがひしひしと伝わってきました。