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亜樹プロの強気な押し 雀風チェンジくっきり【Мリーグ】
雀風チェンジがくっきりの強気な押しです。
EX風林火山・二階堂亜樹プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第147戦でトップを獲得しました。
守備型の雀風で知られる亜樹プロ。Мリーグでは今季、攻撃型への変化を意識した打ち回しが目立ちます。
この日も東1局の果敢な踏みこみが奏功して満貫をあがり、1度もトップを譲らずに勝利しました。
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波プロ、TEAM雷電・本田朋広プロ、EX風林火山・二階堂亜樹プロ、渋谷ABEMAS・松本吉弘プロの並び順。
東1局に西家・亜樹プロは9巡目に7索をツモり、イーシャンテンです。
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その直後、北家・松本プロが9巡目、カンチャンの八萬をずばっと引き入れました。ペンチャンの3筒待ちで先制リーチです。
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南家・本田プロがリーチを受け、10巡目に現物の赤5筒を外しました。
亜樹プロは10巡目、この赤5筒を迷わずチー。四萬・七萬待ちで追いつきました。
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高めのドラの七萬であがれば、タンヤオ・三色・ドラ1・赤ドラ1の8000点、安めの四萬だったらタンヤオ・赤ドラ1の2000点です。
すると、東家・渋川プロが11巡目に三萬を重ね、5筒・8筒待ちで追っかけリーチしました。
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二軒リーチに挟まれた亜樹プロ。どこまで押すのか、注目していました。
亜樹プロが13巡目にツモったのが赤五萬。五萬はリーチしている二人に通っていない無筋の危険牌です。
また、五萬は8巡目に自身が切っていて、六萬を外して五萬・2筒のシャンポン待ちに取れば、フリテンになります。
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リーチしている一人は親です。開局早々なので、まだ勝負を懸けず、いきなりラス目になることを避け、聴牌を崩す選択もあります。
守備に重点を置いていたときの亜樹プロならば、慎重に現物の2筒を1枚外して回り、萬子のくっつきを待っていたかもしれません。
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ところが、亜樹プロは五萬を強気に押し、四萬・七萬待ちを続けました。
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亜樹プロの攻めへの姿勢をあらためて実感した一打です。
この押しはずばり的中しました。
松本プロが13巡目に高めの七萬をつかみ放銃。亜樹プロはタンヤオ・三色・ドラ1・赤ドラ2の8000点(+2000)です。
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幸先良いスタートを切った亜樹プロはトップを譲らず、個人3連勝を果たしました。
続く第148戦も連闘。トップ目前で渋谷ABEMAS・白鳥翔プロに逆転され、4連勝を逃しました。
それでも、雀風を変えた「卓上の舞姫」の積極果敢な打ち回しに魅せられました。