「視聴者ファースト」で牌の上下そろえてほしい
友人から先日、質問を受けました。
「なぜ牌の上下をそろえないプロがいるの?」
この男性、Мリーグ人気をきっかけに麻雀を覚え、最近はМリーグ以外の放送対局も観戦するようになりました。
他のタイトル戦を視聴していて、とても気になるのが牌の上下をそろえないプロがいることだそうです。
「牌の上下がそろっていないと、初心者には手牌の形がよく分からないときがある。実況についていけなくなったり、聴牌を見落としてしまうこともある」と不満を述べていました。
何度か牌の上下をそろえないプロがいる試合で不愉快な気分になり、当面はМリーグだけの観戦に決めたそうです。
「早く次のМリーグが始まってほしい」とぼやいていました。
彼には上下をそろえない理由として、「手牌を他家に読まれやすくなるからそろえないプロもいる。特に萬子は読まれやすい」と説明しました。
そう答えながら二つの疑問が湧いてきました。
一つは牌の上下をそろえる動作をヒントとして、トッププロがどこまで手牌を読めるのかです。
もし、機会があれば、手牌を読むことに関してМリーガーで最も優れている渋谷ABEMAS・多井隆晴プロにぜひ見解を示してもらいたいです。
もう一つ、Мリーグを機に高まっている麻雀への人気に水を差さないかということです。
勝つために手牌を読まれたくないというのはよく分かります。
けれども、最近、牌の上下をそろえないプロの試合を観戦しているとき、「上下をそろえろ」という視聴者からの厳しいコメントを必ず見かけます。
多くのタイトル戦が放送されるようになりました。視聴者が見やすいように配慮して勝ってこそ、真のプロではないかと思います。
Mリーグが始まって、きちんと理牌するプロがこれまでに増して主流になったことは、観戦を楽しむ麻雀ファンの一人としてありがたいことです。
さらに、牌の上下も多くのプロがそろえています。しかし、理牌よりまだ十分浸透していないように感じています。
Mリーグをきっかけに麻雀のファンになった人には、さまざまなタイトル戦も楽しんでもらいたいです。
そのために、放送対局では、「視聴者ファースト」で牌の上下をそろえることを徹底ほしいと切に願っています。
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