魔王・寿人プロの強烈な打点力の秘訣が分かる一局【紅龍戦】
「魔王」の強烈な打点力の秘訣が分かる一局です。
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人プロが第2期紅龍戦のC卓で決勝進出しました。
寿人プロは2回戦の東3局に豪快な倍満ツモを決め、2試合連続トップの快勝です。
紅龍戦は日本プロ麻雀連盟に所属するМリーガー20人が4組に分かれ、対戦しています。
一発・裏ドラ・赤ドラありのルールで、順位点は1位+30ポイント、2位+10ポイント、3位-10ポイント、4位-30ポイント。オカはありません。
半荘2試合を行い、総合ポイント1位の選手が決勝に進出します。
C卓はKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗プロ、渋谷ABEMAS・白鳥翔プロ、EX風林火山・二階堂瑠美プロが対戦。
2回戦は白鳥プロ、瑠美プロ、伊達プロ、寿人プロの並び順。
東3局を迎え、ここまでの総合ポイントは寿人53.1、伊達27.1、白鳥0.1、瑠美-80.3。
この試合の持ち点は東家・伊達36000、南家・寿人31300、西家・白鳥27000、北家・瑠美25700です。
総合ポイントで1位を走る寿人プロ。この一局で魔王の名にふさわしい一撃を決めます。
寿人プロが8巡目、絶好のカンチャンの六萬をツモった手牌です。
赤ドラを2枚持つチャンス手。打点が十分あるので、危険牌になりそうなドラの6筒を先切りし、受け入れの広いイーシャンテンに取る打ち手もいると思います。
けれども、寿人プロは八萬を外し、ドラの6筒を引っ張りました。
リスクを背負いながら、ぎりぎりまで「456」の三色やドラの重なりを狙い、最高打点を目指しています。
高い打点力の秘訣がよく分かる選択です。
寿人プロは10巡目に四萬を引き入れ、七萬と入れ替えました。
5筒が入れば、「456」の三色です。
寿人プロは16巡目に待望の6筒を重ねました。
三色はなくなったものの、ドラ2枚と赤ドラ2枚を抱え、3索・6索・9索待ちでリーチしました。
寿人プロは19巡目に6索をツモ。裏ドラが1枚乗り、リーチ・タンヤオ・ツモ・ドラ2・赤ドラ2・裏ドラ1の4000、8000です。
寿人プロは倍満ツモで総合ポイントは89.1。2位の伊達プロに90.0ポイント差をつけました。
その後もしっかりと逃げきり、2試合連続トップで決勝進出です。
C卓の結果は寿人88.9、伊達7.5、白鳥-6.1、瑠美-90.3。
浮いているドラをぎりぎりまで引っ張り、重ねて倍満ツモを決めた魔王の力強い攻めに魅せられました。