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雷電の炎は消さない! クマクマタイムの快勝【Мリーグ】

 雷電の炎は消さない! 「クマクマタイム」の快勝です。

 TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロが2024年3月5日(火)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第188戦で特大トップを獲得しました。

 セミファイナル進出のボーダー争いで、チームが剣が峰の一戦。瀬戸熊プロは東場と南場の親でクマクマタイムの連荘。高打点の一撃を次々と決め、90500点の勝利です。

 TEAM雷電はこの日の第187戦で本田朋広プロがラスを喫しました。

 チームポイントは-418.2で最下位の9位。セミファイナル進出のボーダーラインの6位・セガサミーフェニックスと113.0ポイント差です。

 是か非でもトップを取りたい試合を託された瀬戸熊プロ。チームや雷電ユニバース、ファンの期待に見事に応えました。

 EX風林火山・二階堂亜樹プロ、U-NEXT Pirates・小林剛プロ、TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロ、渋谷ABEMAS・多井隆晴プロの並び順。

 瀬戸熊プロは東場の親で1回目のクマクマタイム発動です。

 東3局を迎え、持ち点は西家・亜樹32500、東家・瀬戸熊24700、北家・小林24700、南家・多井18100。

 2着目で親の瀬戸熊プロは7巡目に九萬を暗刻にしました。いち早く聴牌し、4索・7索待ちでリーチです。

 瀬戸熊プロはリーチ・ドラ1の3900点の手です。

 その直後、同点で2着目の小林プロが7巡目にドラの3筒を重ねました。4索を切れば、三萬・3筒待ちの聴牌です。

 この手ならば当然押します。小林プロは4索を切り、黙聴に取って放銃しました。

 瀬戸熊プロは裏ドラがなんと二萬で3枚乗り、リーチ・一発・ドラ1・裏ドラ3の18000点です。

 3900点の手が裏3で「インパチ」に化けました。

 瀬戸熊プロの持ち点は42700点となり、トップ目に浮上しました。

 勢いに乗った瀬戸熊プロ。続く東3局1本場ではライバル対決を制し、大きく加点します。

 小林プロの6巡目の6索暗槓で、8筒がドラと槓ドラにダブルでなっています。

 瀬戸熊プロは8巡目に4枚目の九萬を引き入れ、カンチャンの7筒待ちで先制リーチしました。

 瀬戸熊プロと長年、激戦を繰り広げている多井プロも負けていません。

 多井プロは9巡目に二萬をツモり聴牌。六萬・九萬待ちで追っかけリーチしました。

 「永遠のライバル」のリーチ合戦は瀬戸熊プロに軍配が上がりました。

 多井プロが15巡目に7筒つかみ放銃。8筒が裏ドラにもなり、瀬戸熊プロはリーチ・ドラ1・槓ドラ1・裏ドラ1の12000点(+1300)です。

 瀬戸熊プロの持ち点は56000点となり、大きく抜け出しました。

 ところが、その後、亜樹プロが瀬戸熊プロを猛追。多井プロも巻き返して、小林プロが1人沈む展開。瀬戸熊プロは我慢の時間が続きました。

 南3局を迎え、持ち点は東家・瀬戸熊47700、西家・亜樹47400、南家・多井27700、北家・小林-22800です。

 亜樹プロに300点差に迫られた親の瀬戸熊プロ。ここで2回目のクマクマタイム発動です。

 瀬戸熊プロが6巡目に5索をツモった手牌です。

 ドラの3索を切れば、三萬・六萬待ちの聴牌です。

 瀬戸熊プロは三萬を外し、打点優先で3索・6索待ちを選択しました。

 リーチ・タンヤオ・ドラ2の親満確定の手です。リーチに踏みこみ、勝負を決めにいきました。

 瀬戸熊プロは8巡目に力強く、ドラの3索をツモ。リーチ・タンヤオ・ツモ・ドラ3の6000オールです。

 高めのドラをツモり、この試合で2回目となるインパチ。まさに「卓上の暴君」の名にふさわしい強烈な一撃です。

 トップ目の瀬戸熊プロの持ち点は65700点となり、2着目の亜樹プロに24300点差をつけ、一気に突き放しました。

 さらに、続く南3局1本場。瀬戸熊プロは再びライバル対決を制します。

 瀬戸熊プロは10巡目に絶好の六萬を引き入れ、いち早く2筒・5筒待ちで聴牌しました。

 瀬戸熊プロはタンヤオ・ピンフ・ドラ1・赤ドラ1の親満確定の手。出あがりを狙って黙聴に構えました。

 3着目の多井プロも10巡目に赤5筒をツモって聴牌。ペンチャンの7索待ちでリーチしました。

 ラス目の小林プロも11巡目にフリテンの1索・4索・7索待ちで聴牌。黙聴に取りました。

 めくり合いは今回も瀬戸熊プロが勝利。12巡目に2筒をツモ。タンヤオ・ピンフ・ツモ・ドラ1・赤ドラ1の4000オール(+1300)です。

 まさに、東場の親を再現する展開。瀬戸熊プロの持ち点は79000点になりました。

 瀬戸熊プロは南3局2本場に鳴き仕掛けで、タンヤオ・赤ドラ1の2900点(+600)を亜樹プロから直撃。持ち点は82500点となりました。

 卓上の暴君のクマクマタイムが止まりません。

 南3局3本場にラス目の小林プロが多井プロから南・ドラ1・赤ドラ1の3900点(+900)をあがり、ようやくストップしました。

 瀬戸熊プロは南4局にとどめの一撃。リーチ・一発・ツモ・ドラ1の2000、4000です。

 第188戦の結果は瀬戸熊90500、亜樹31800、多井7800、小林-30100。

 瀬戸熊プロの90500点はМリーグ最高記録を更新した赤坂ドリブンズ・鈴木たろうプロの112800点に次いで、今季2位です。

 魂のこもった闘牌で卓上の暴君が特大トップです。

 TEAM雷電のチームポイントは-307.7で7位に浮上。6位・セガサミーフェニックスとは2.5ポイント差。わずか一戦で一気に迫りました。

 雷電の炎を激しく燃やすクマクマタイムの勝利でした。

 


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