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堀プロの切れ味鋭い倍満ツモ 2試合連続でオーラス逆転【Мリーグ】
勝負強く、切れ味鋭い倍満ツモです。
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第159戦でトップを獲得しました。
堀プロは第156戦に続き、2試合連続でオーラスに逆転勝利です。
第159戦はKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人プロ、TEAM雷電・本田朋広プロ、セガサミーフェニックス・竹内元太プロの並び順。
南4局で持ち点は東家・元太41300、南家・堀29700、西家・寿人18500、北家・本田10500です。
2着目の堀プロは、トップ目で親の元太プロと11600点差。逆転トップに6400点の直撃か満貫ツモ、跳満の出あがりが必要です。
いち早く聴牌したのは自風の東を暗刻にした元太プロでした。
8巡目に九萬をチー。一萬・四萬待ちになりました。
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さらなる加点を狙うとともに、このまま流局すれば手を伏せ、ノーテンで試合を終わらせる二段構えです。
堀プロには逆転のチャンス手が入っていました。
8巡目に五萬をツモった手牌です。
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ドラの三萬を切れば、3筒・6筒待ちで聴牌。
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けれども、それではリーチしてもピンフ・ドラ1の3900点の手。ツモって裏ドラが乗らなければ逆転できません。
堀プロは4筒を外し、聴牌に取りませんでした。ドラの三萬を2枚とも活かす狙いです。
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堀プロは9巡目、絶好の4索を引き入れました。「234」の三色にぐっと近づきました。
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もし、8巡目に3筒・6筒待ちで黙聴に構えていれば、「234」の三色確定の手になっていました。
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それは結果論。聴牌に取っていれば、おそらくリーチしていたので、この手変わりにはならなかったと思います。
三萬を2枚活用するほうが自然な選択です。
堀プロのツモは勢いに乗っていました。
10巡目に二萬をツモ。一萬・四萬待ちでリーチです。
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堀プロはリーチ・ピンフ・三色・ドラ2の跳満確定の手。あがれば逆転勝利です。
2人の激しいめくり合いとなりました。元太プロは一歩も引かず、危険牌を押していきます。
堀プロがここぞという場面での勝負強さを見せました。
17巡目に高めの四萬をツモ。リーチ・タンヤオ・ピンフ・イーペーコー・三色・ツモ・ドラ2の4000、8000です。
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第159戦の結果は堀45700、元太33300、寿人14500、本田6500。
堀プロは2試合連続で強烈な一撃を決めました。
第156戦では、トップ目のBEAST Ⅹ・猿川真寿プロと8100点差の2着目で迎えた南4局1本場。
堀プロはリーチ・ピンフ・ドラ1・赤ドラ1の8000点(+300)をあがり、逆転しました。
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200点差でまくる勝負強さ。セミファイナル進出争いが激しいレギュラーシーズン終盤を迎え、鋭い切れ味が戻ってきました。