
和久津プロが超攻撃型の四暗刻 倍満放銃でヒヤヒヤの決勝進出【麻雀最強戦】
「超攻撃型アマゾネス」の異名にふさわしい強烈な四暗刻でした。
2023年9月24日(日)に行われた「麻雀最強戦2023 打倒最強位決戦」のB卓。日本プロ麻雀連盟の人気女流プロ4人の対決で、和久津晶プロが東1局2本場に四暗刻をツモりました。
先制リーチにもひるまず、強気な押しで超大物手の一撃です。
B卓は一瀬由梨プロ、川原舞子プロ、和久津晶プロ、宮内こずえプロの並び順。
東1局2本場を迎え、持ち点は東家・一瀬45100、南家・川原18300、西家・和久津18300、北家・宮内18300です。
和久津プロが8巡目に6索を重ねた手牌です。

和久津プロはツモが縦に効いていることを重視し、7筒を外しました。

超攻撃型アマゾネスらしい三暗刻、四暗刻を視野に入れた高打点狙いの一打が秀逸でした。
いち早く聴牌したのは宮内プロです。10巡目に三萬を切り、3索・6索・9索待ちのフリテンでリーチしました。

トップ目で親の一瀬プロがこの三萬をチー。宮内プロの一発を消し、發の後付けでイーシャンテンです。

和久津プロは11巡目に1筒をツモり、現物の5筒を外しました。

一瀬プロが12巡目にツモったのが3索です。鳴き仕掛けをしていなければ、宮内プロが11巡目に一発ツモでした。

一方、和久津プロは13巡目に3筒を暗刻にしました。無筋の1筒を力強く押してツモり四暗刻のイーシャンテンです。

さらに、14巡目に8索を暗刻にして、続けて危険牌の4筒を勝負。6筒・6索のシャンポン待ちでツモり四暗刻を聴牌しました。

和久津プロは黙聴に構えました。
15巡目に3筒を暗槓。新たなドラは二萬。リンシャンツモはありません。

和久津プロは16巡目に6筒をツモ。四暗刻の8000、16000(+1600)です。

和久津プロの持ち点は51900点となり、大きく抜け出し、決勝進出は確実と思っていました。
ところが、和久津プロは東4局1本場にラス目の川原プロにリーチ・ホンイツ・チャンタ・白・一発・裏ドラ1の16000点(+300)を放銃。

痛恨の倍満放銃に苦しみ、ヒヤヒヤの2位で決勝進出となりました。
B卓の結果は宮内37600、和久津31300、一瀬21800、川原9300です。
宮内プロと和久津プロのベテランが若手の挑戦を退ける形となりました。