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おかぴー黙聴からの豪快な倍満で今季初トップ【Мリーグ】
黙聴からの豪快な倍満が決め手となりました。
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳プロが2023年9月28日(木)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第13戦で、今季初トップを獲得しました。
岡田プロはラス目で南場を迎え、南1局の親から逆襲。親満を連発してトップ目に浮上しました。
さらに、南2局にメンゼンホンイツのツモり四暗刻の手を聴牌して黙聴。倍満の出あがりでリードを拡大して見事に勝利しました。
第13戦はKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳プロ、セガサミーフェニックス・魚谷侑未プロ、EX風林火山・二階堂瑠美プロ、赤坂ドリブンズ・鈴木たろうプロの並び順です。
南1局を迎え、持ち点は西家・瑠美38200、南家・魚谷24300、北家・たろう21000、東家・岡田16500。
岡田プロは展開に恵まれずラス目。この親番から反撃に転じます。
岡田プロは3巡目に自風の東を暗刻にして、5索・8索待ちでリーチ。
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4巡目に一発で8索をツモりました。リーチ・東・一発・ツモの4000オールです。
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続く南1局1本場。岡田プロは筒子の一色手を進め、10巡目に白を重ねてイーシャンテンです。
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南は魚谷プロと持ち持ちでした。
岡田プロは13巡目に中をポン。南・白のシャンポン待ちで聴牌です。
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山には白だけ2枚残っていました。
たろうプロが16巡目にカンチャンでドラの8索を引き入れ聴牌。3索・6索待ちでリーチしました。
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たろうプロはリーチ・ピンフ・ドラ1・赤ドラ1の満貫確定の手です。
2人のめくり合いは岡田プロに軍配が上がりました。
たろうプロは18巡目に白をつかみ放銃。岡田プロはホンイツ・白・中の12000点(+1300)です。
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南1局2本場を迎え、持ち点は東家・岡田41800、西家・瑠美34200、南家・魚谷20300、北家・たろう3700。
親満の連発で岡田プロがトップ目に立ちました。
この一局では魚谷プロがレア役のリャンペーコーを瑠美プロから打ち取りました。
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魚谷プロはピンフ・リャンペーコー・ドラ2の12000点(+600)です。3着目から2着目に浮上しました。
岡田プロの決定打が出たのは南2局です。
持ち点は北家・岡田41800、東家・魚谷32900、南家・瑠美21600、西家・たろう3700。
岡田プロの配牌。索子のホンイツが狙えます。
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岡田プロは1巡目に役牌の白を重ね、2巡目に6索ツモりました。
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3巡目に赤5索を引き入れ、あっという間にメンゼンホンイツ・チートイツのイーシャンテンです。
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4巡目には5索を暗刻にしました。驚くべきツモの効き方です。ツモり四暗刻も視野に入ってきました。
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岡田プロは6巡目に白を暗刻にしました。3索・6索待ちで聴牌です。
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ホンイツ・白・イーペーコー・赤ドラ1の跳満確定の手です。岡田プロは出あがりを狙って黙聴に構えました。
岡田プロが7巡目にツモったのがなんと7索。4索を切れば、2索・6索のシャンポン待ちでツモり四暗刻の聴牌に変えられます。
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岡田プロは少し考えた後、今季初の役満を目指して4索を外しました。2索・6索のシャンポン待ちでツモり四暗刻の聴牌です。
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岡田プロが考えている様子をしっかりと見ていた魚谷プロ。超大物手への警戒心を強めたようです。
その直後、たろうプロが8巡目に浮いていた2索を切って放銃。岡田プロはホンイツ・トイトイ・三暗刻・白・赤ドラ1の16000点です。
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岡田プロの持ち点は57800点となり、大きくリード。さらに加点して今季初勝利です。
第13戦の結果は岡田60400、魚谷32900、瑠美12600、たろう-5900です。
「完全武装アフロディーテ」の異名を持つおかぴーらしい華やかで力強い一撃に魅せられました。