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チームの苦境に多井プロが大黒柱の底力【Мリーグ】
チームの苦境に大黒柱が底力を発揮です。
渋谷ABEMAS・多井隆晴プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第56戦でトップを獲得しました。
多井プロは南1局に倍満をツモって抜け出し、逆転を許さず勝利です。
この試合を迎え、渋谷ABEMASのチームポイントは-425.5で9チーム中最下位。どうしてもトップの欲しいところで、「最速最強」が魅せました。
第56戦はKONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロ、EX風林火山・二階堂亜樹プロ、渋谷ABEMAS・多井隆晴プロ、U-NEXT Pirates・小林剛プロの並び順。
南1局を迎え、持ち点は東家・滝沢35300、西家・多井30400、南家・亜樹18900、北家・小林15400です。
2着目の多井プロが5巡目、9索を重ねた手牌。何を切ってイーシャンテンに取るか、難しい判断を迫られました。
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二萬か六萬を切って、赤5筒へのくっつきの余地を残す選択があります。
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あるいは赤5筒を外し、萬子のリャンカン形の受け入れにこだわるのも十分あります。
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多井プロは赤5筒を切りました。
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7巡目に4筒をツモり、1筒と入れ替えました。
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「234」の三色が狙える手に育ってきました。
そして、8巡目に絶好の三萬を引き入れて聴牌。1索・4索・7索待ちでリーチです。
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山に1索・4索・7索は7枚残っていました。
1索をツモれば三色はつかず、裏ドラが乗らなければ満貫になりません。
高めでドラの4索をツモり、裏ドラが1枚乗れば、リーチ・ピンフ・三色・ツモ・ドラ2・裏ドラ1の4000、8000です。
一方、トップ目の滝沢プロが13巡目、萬子のイーペーコーが確定する七萬をツモって聴牌。5索・9索のシャンポン待ちで黙聴に構えました。
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5索・9索は山に1枚だけ残っていました。
すると、多井プロが15巡目に4索をツモ。裏ドラが1枚乗り、リーチ・ピンフ・三色・ツモ・ドラ2・裏ドラ1の4000、8000です。
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多井プロは高めのドラをツモり、裏ドラをきっちり乗せて倍満に仕上げました。これぞ、これまで勝負どころで何度も魅せられた底力です。
多井プロの持ち点は46400点となり、トップ争いを抜け出しました。その後は「貯金」を守って勝利です。
第56戦の結果は多井46400、亜樹28700、滝沢22200、小林2700。
あがり4回、放銃ゼロ。多井プロらしい安定感たっぷりの打ち回しが光る一戦でした。