男の花道で近藤誠一プロの勝負強さに魅せられて【麻雀最強戦】
「大魔神の系譜」の勝負強さに魅せられました。
最高位戦日本プロ麻雀協会・近藤誠一プロが2024年7月14日(日)の「麻雀最強戦2024・男の花道」で優勝しました。
12月に行われる「麻雀最強戦2024・ファイナル」の切符を獲得です。
近藤プロは決勝の東2局1本場、豪快な跳満ツモで抜け出しました。
さらに、勝負どころとなった南3局1本場、親のリーチに果敢に挑み、カンチャン待ちの追っかけリーチで一発のあがりを決め、逃げきりです。
最高位戦日本プロ麻雀協会・近藤誠一プロ、日本プロ麻雀連盟・藤崎智プロ、日本プロ麻雀連盟・森山茂和プロ、麻将連合・井出洋介プロの並び順。
東2局1本場で持ち点は東家・藤崎27500、南家・森山25500、西家・井出23500、北家・近藤23500です。
近藤プロにドラの八萬をトイツで持つチャンス手が入りました。
9巡目に三萬をツモった手牌です。
近藤プロは5索を外しました。索子のカンチャンターツを見切り、連続形の萬子に寄せていきます。
近藤プロらしい重厚な打ち筋です。
いち早く12巡目に聴牌したのは、トップ目の藤崎プロでした。カンチャンの七萬待ちで得意の黙聴です。
近藤プロも12巡目に四萬を引き入れ、追いつきました。三萬・六萬・八萬待ちでリーチです。
近藤プロは15巡目になんとドラの八萬をツモ。リーチ・タンヤオ・イーペーコー・ツモ・ドラ3の3000、6000(+300)です。
近藤プロは一気にトップ目に立ちました。
勝負どころとなったのは南3局1本場(供託1)です。
持ち点は西家・近藤34800、東家・森山30000、北家・藤崎18300、南家・井出15900。
近藤プロがトップ目を守っています。
いち早く聴牌したのは2着目で親の森山プロ。8巡目にカンチャンの七萬待ちでリーチしました。
その直後、近藤プロは8巡目に八萬を引き入れ、カンチャンの8索待ちで聴牌しました。
トップ目の近藤プロと2着目の森山プロとは4800点差しかありません。
近藤プロは聴牌したものの、役もドラもない手です。タンヤオやピンフへの手変わりを待ち、黙聴に取る選択もありました。
けれども、近藤プロは勝負を懸け、親のリーチにひるまず、果敢にリーチに踏みこみました。
これがずばり的中です。
森山プロは9巡目に一発で8索をつかみ放銃。近藤プロは裏ドラが1枚乗り、リーチ・一発・裏ドラ1の5200点(+2300)です。
これが決定打となり、近藤プロは優勝しました。
決勝の結果は近藤39900、井出23100、森山21100、藤崎15900。
近藤プロの勝負強さが光りました。セガサミーフェニックスの監督を務めていますが、もう一度、Мリーグの舞台で選手として闘牌を見せてほしいと思わせる一戦でした。