和久津プロが悲願のファイナル初進出【麻雀最強戦】
悲願のファイナル進出を初めて決めました。
日本プロ麻雀連盟・和久津晶プロが2023年9月24日(日)の「麻雀最強戦2023 打倒最強位決戦」で優勝し、12月の「麻雀最強戦2023 ファイナル」に進出しました。
接戦で迎えた決勝の南3局2本場の勝負どころ。和久津プロはめくり合いを制して一歩抜け出し、オーラスも自らあがって逃げきりました。
A卓でTEAM雷電・萩原聖人プロ、U-NEXT Pirates・小林剛プロ、最高位戦日本プロ麻雀協会・浅井裕介プロ、最高位戦日本プロ麻雀協会・石橋伸洋プロが対戦。
萩原プロとオーラスに大逆転で2位に浮上した小林プロが決勝進出です。
B卓ではいずれも日本プロ麻雀連盟の宮内こずえプロ、和久津晶プロ、一瀬由梨プロ、川原舞子プロが対戦。
宮内プロと四暗刻ツモ、倍満放銃の「ジェットコースーター」のような展開だった和久津プロが勝ち上がりました。
決勝は小林プロ、和久津プロ、萩原プロ、宮内プロの並び順。
じりじりとしたとした決定打の出ない展開が続いて迎えた南3局2本場。
持ち点は西家・小林31800、北家・和久津29400、東家・萩原29100、南家・宮内9700です。
トップ目の小林プロと2着目の和久津プロは2400点差、3着目の萩原プロとは2700点差の三つどもえの接戦。ラス目の宮内プロもラス親を残し、逆転のチャンスは十分あります。
宮内プロに逆襲のチャンス手が入りました。
3巡目に南をポン、5巡目に9筒をチー、6巡目には中を暗刻にしてイーシャンテンです。
ホンイツ・ダブ南・中の満貫確定の手。跳満も狙えます。
いち早く聴牌したのは和久津プロでした。6巡目にカンチャンの6筒を引き入れ、1筒・2索のシャンポン待ちでリーチです。
ラス目の宮内プロによるドラ色の一色手の鳴き仕掛けにひるまず、和久津プロは、ここが勝負どころとみてリーチに踏みこみました。
「超攻撃型アマゾネス」の異名を持つ和久津プロらしい攻めです。
一方、宮内プロは9巡目、10巡目に続けて2筒をツモって、ドラの5筒を押し、1筒・2筒のシャンポン待ちで聴牌しました。
1筒は持ち持ち。2筒と2索はそれぞれ山に2枚残っていました。
勝負どころのめくり合いを制したのは和久津プロでした。13巡目に2索をツモ。リーチ・ツモ・ドラ1の1300、2600(+600)です。
これまで相性の悪かった天敵・宮内プロのチャンス手をつぶしてトップ目に浮上。和久津プロにとって価値の高いあがりです。
南4局を迎え、持ち点は西家・和久津35200、南家・小林30300、北家・萩原26300、東家・宮内8200です。
トップ目の和久津プロは10巡目に一萬・四萬・七萬待ちで黙聴。
2着目の小林プロが11巡目に一萬をツモ切りして放銃。和久津プロはピンフ・ドラ1の2000点で栄冠に輝きました。
決勝の結果は和久津37200、小林28300、萩原26300、宮内8200です。
悲願のファイナルの舞台に初めて臨む和久津プロ。熱望しているTEAM雷電・瀬戸熊直樹最強位との対戦をぜひ見たいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?