浜野プロ下剋上優勝ならずも一矢報いる四暗刻【十段戦】
日本プロ麻雀連盟・浜野太陽プロが第40期十段戦決勝で一矢報いる四暗刻です。
三段戦から勝ち上がり、「太陽旋風」を起こした浜野プロ。3位にとどまり、「下剋上優勝」とはなりませんでした。
それでも決勝の11回戦に四暗刻ツモ。スター性を感じさせる一撃でした。
優勝したのは日本プロ麻雀連盟・三浦智博プロ。安定した打ち回しが光りました。
浜野プロが総合ポイントでリードする三浦プロに役満の親被りをさせて迫ったのは11回戦の東3局です。
11回戦は魚谷侑未プロ、浜野太陽プロ、三浦智博プロ、近藤久春プロの並び順。
東3局を迎え、ここまでの総合ポイントは東家・三浦141.7、南家・近藤65.7、北家・浜野7.1、西家・魚谷4.3。
この試合を含めて残り2戦。浜野プロは大きなあがりがほしい局面です。
浜野プロの配牌。暗刻が二つ、トイツが一つあり、大物手の一発を予感させます。
浜野プロは1巡目に4索を暗刻にしました。早くも三暗刻確定です。
2巡目には一萬を重ねました。超高速の四暗刻イーシャンテンです。
浜野プロは3巡目から6巡目までツモ切りが続きました。
7巡目に北を重ね、一萬・北のシャンポン待ちでツモり四暗刻を聴牌。迷わずリーチしました。
一萬・北は山に3枚残っていました。
浜野プロは14巡目に4枚目の4索を引き入れて暗槓。
リンシャン牌がなんと北でした。浜野プロは四暗刻の8000、16000です。
浜野プロは総合ポイントで1位の三浦プロに役満の親被りをさせました。
東4局を迎え、総合ポイントは北家・三浦114.7、西家・浜野59.1、東家・近藤17.8、南家・魚谷-8.7。
浜野プロは2位に浮上。その後、展開に恵まれず、最終結果は3位にとどまりました。
けれども、この四暗刻は浜野プロのこれからの活躍を期待させる華やかなあがりでした。
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