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ひなたん今季初トップ 勝負どころで2回の一発ツモ【Мリーグ】

 勝負どころで2回の一発ツモが決め手となりました。

 渋谷ABEMAS・日向藍子プロが2023年11月27日(月)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第81戦で今季個人初トップを獲得しました。

 東4局と南2局の一発ツモとノー放銃。ひなたんらしい打ち回しで逃げきり、待望の勝利です。

 第81戦はKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人プロ、渋谷ABEMAS・日向藍子プロ、U-NEXT Pirates・小林剛プロ、セガサミーフェニックス・茅森早香プロの並び順。

 東4局を迎え、持ち点は南家・寿人37600、西家・日向22800、東家・茅森19800、北家・小林19800です。

 2着目の日向プロにチャンス手が入りました。3巡目に3筒をツモり、いち早くイーシャンテンです。

 日向プロは4巡目に9索を暗刻にして、2索を外しました。

 好形の萬子へのくっつきを狙うとともに、「345」の三色への手変わりも視野に入れています。

 6巡目に5筒をツモり、二萬・五萬待ちで聴牌です。

 日向プロは自身で3枚使っている二萬・五萬待ちでのリーチに自信を持てなかったほか、萬子のくっつきによるピンフへの手変わりも待ち、黙聴に構えました。

 この判断がずばり的中しました。

 日向プロは7巡目に狙い通り六萬を引き入れ、ピンフの役をつけて四萬・七萬待ちでリーチです。

 日向プロは8巡目に一発で七萬をツモ。リーチ・ピンフ・一発・ツモ・赤ドラ1の2000、4000です。

 日向プロの持ち点は30800点となり、トップ目の寿人プロに4800点差に迫りました。

 南1局は茅森プロが2000、4000をあがり、寿人プロは痛い親被りです。

 続く南2局が勝負どころとなりました。持ち点は北家・寿人31600、東家・日向28800、西家・茅森23800、南家・小林15800です。

 2着目の日向プロに親番でチャンス手が入りました。3巡目に2筒をツモり、ドラ1枚、赤ドラ1枚のイーシャンテンです。

 日向プロは5巡目に9筒をツモり、5索単騎待ちで聴牌しました。

 今度はピンフへの手変わりを待たず、即リーチしました。

 聴牌を維持してピンフをつけるのには赤5索を切らざるをえません。

 日向プロはそれを嫌い、親なので強気に5索単騎待ちで思いきって勝負を懸けました。

 この選択もずばり的中です。

 日向プロは6巡目に一発で5索をツモ。リーチ・一発・ツモ・ドラ1・赤ドラ1の4000オールです。

 この一撃で日向プロの持ち点は40800点となり、トップ目に浮上。2着目の寿人プロに13200点差をつけました。

 日向プロはこのリードを生かして逃げきり、今季初トップです。

 第81戦の結果は日向38700、小林24600、茅森24100、寿人12600。

 東4局の手役をつけるための重厚な黙聴と南2局の大胆な単騎待ちの即リーチ。2つの対照的なひなたんの選択が見事に決まった一局でした。

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