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サクラナイツが悲願の初優勝

 KADOKAWAサクラナイツがMリーグ2021-22で悲願の初優勝を果たしました。2022年4月26日(火)に行われたファイナルシリーズ最終試合のオーラスまでもつれた大接戦を制し、病気の治療でファイナルを欠場した大黒柱の沢崎誠プロに届ける素晴らしい栄冠となりました。

 堀慎吾プロがファイナルシリーズ最終試合となる第12戦で持ち前の勝負強さを発揮。セガサミーフェニックスに一度は逆転されたところから驚異の粘りで再逆転しました。

 
 最終試合を迎えた時点のチームポイントです。

 ①KADOKAWAサクラナイツ189.8②セガサミーフェニックス162.3③渋谷ABEMAS105.8④KONAMI麻雀格闘倶楽部-119.0

 KADOKAWAサクラナイツとセガサミーフェニックスはポイント次第ですが基本、着順勝負です。渋谷ABEMASはトップを獲得し、セガサミーフェニックスを3位、KADOKAWAサクラナイツを4位にしなくてはいけません。

 最終試合はKONAMI麻雀格闘倶楽部の滝沢和典プロ、渋谷ABEMASの多井隆晴プロ、セガサミーフェニックスの近藤誠一プロ、KADOKAWAサクラナイツの堀慎吾プロの並び順です。各チームともエース級を投入してきました。

 東1局で滝沢プロが6000オール、2600オール(+300)、4000オール(+600)を続けてあがり、大きくリードします。

 優勝争いを左右する大きなあがりが出たのは東4局1本場(供託1)。持ち点は南家・滝沢52600、西家・多井20800、東家・堀17200、北家・近藤8400です。

 近藤プロがフリテンリーチで倍満をツモあがりしました。 

堀10

 裏ドラが1枚乗って、リーチ・タンヤオ・ピンフ・ツモ・ドラ1・赤ドラ2・裏ドラ1の4000、8000(+1300)です。

 堀プロは痛い倍満の親かぶりでラス目に落ちました。

 持ち点は滝沢48500、近藤25700、多井16700、堀9100です。

 「大きく打ち大きく勝つ」というせいちゃんらしい奇跡のような一撃が出て、セガサミーフェニックスはチームポイントでトップに立ち、優勝をぐっと近づけたと思っていました。

 しかし、南場に入って堀プロがラス目からものすごい粘りでチームポイントを逆転しました。

 堀プロの大きなあがりは南2局2本場。持ち点は北家・滝沢46400、東家・多井24000、南家・近藤23600、西家・堀6000です。

 堀プロが丁寧な手順と渾身のリーチで跳満をツモりました。

堀11

 裏ドラが1枚乗り、リーチ・ピンフ・ツモ・ドラ3・裏ドラ1の3000、6000(+600)です。持ち点は滝沢43200、近藤20400、堀18600、多井17800です。優勝に近づくあがりとなりました。

 オーラスの南4局1本場(供託1)で持ち点は南家・滝沢42200、西家・多井19800、北家・近藤19400、東家・堀17600。近藤プロはあがればチームポイントでもう一度逆転し、セガサミーフェニックスが優勝します。

 しかし、ここからラス親の堀プロが持ち前の勝負強さで連続してあがり、近藤プロとセガサミーフェニックスの夢を断ちました。

 南4局1本場(供託1)はカンチャン待ちの6萬をツモり、タンヤオ・ツモ・赤ドラ1の2000オール(+1300)です。

堀12

 続く南4局2本場は多井プロから8筒を打ち取り、チャンタ・ドラ1の7700点(+600)です。

堀13

 この2つのあがりで堀プロは逃げきり、KADOKAWAサクラナイツは初優勝を成し遂げました。

 優勝インタビューでKADOKAWAサクラナイツの堀慎吾プロ、内川幸太郎プロ、岡田紗佳プロの3選手がレギュラーシーズンで大活躍した沢崎誠プロに感謝の言葉を述べ、「4人で勝ち取った優勝」と喜んでいる姿に感動しました。岡田プロの嬉し涙はとても美しかったです。

 ファイナルシリーズの最終結果です。

 ①KADOKAWAサクラナイツ202.0②セガサミーフェニックス141.6③渋谷ABEMAS54.2④KONAMI麻雀格闘倶楽部-58.9

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