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阿久津プロの光る踏みこんだ攻め 最強の遺伝子優勝【麻雀最強戦】

 勝負を決めに行った踏みこんだ攻めが光りました。

 日本プロ麻雀連盟・阿久津翔太プロが2024年6月2日(日)の「麻雀最強戦2024・最強の遺伝子」で優勝しました。

 12月に行われる「麻雀最強戦2024・ファイナル」の切符を獲得です。

 阿久津プロは決勝の南3局、強気な選択で決定打を放ちました。

 最高位戦日本プロ麻雀協会・牧野伸彦プロ、最高位戦日本プロ麻雀協会・山崎淑弥プロ、日本プロ麻雀連盟・渡辺史哉プロ、日本プロ麻雀連盟・阿久津翔太プロの並び順。

 南3局を迎え、持ち点は南家・阿久津33100、北家・山崎29800、西家・牧野21700、東家・渡辺15400です。

 2着目に3300点差をつけ、トップ目の阿久津プロ。8巡目にカンチャンでドラの3索を引き入れ、イーシャンテンです。

 最も欲しい牌をツモりました。

 阿久津プロは渡辺プロの親を流せば、自身の南4局の親を残すのみです。

 4筒、5筒、8索が出れば、ポンテンの三萬・六萬待ちに取りたいところです。

 タンヤオ・ドラ1の2000点を加点し、ラス親を迎えられれば十分と考える打ち手は多いと思います。

 ところが、阿久津プロは山崎プロが8巡目に切った4筒に声を出さず、次のようなポンテンに取りませんでした。

 阿久津プロはこの手で高打点をあがり、勝負を決めようとメンゼンにこだわりました。

 すると、ラス目で親の渡辺プロが11巡目に五萬を引き入れ、ペンチャンの三萬待ちでリーチしました。

 渡辺プロはツモれば、リーチ・一気通貫・ツモの4000オール。一気に浮上します。

 阿久津プロも12巡目に3筒をツモり、三萬・六萬待ちでリーチです。

 ファイナル進出を懸けためくり合いとなりました。

 渡辺プロが14巡目に六萬をつかみ放銃。阿久津プロはリーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ1の8000点(+1000)です。

 阿久津プロが踏みこみ、勝負を決めに行った攻めに魅せられました。

 勝負どころを制した阿久津プロはリードを守り、優勝しました。

 決勝の結果は阿久津41100、山崎28800、牧野24700、渡辺5400。

 阿久津プロの闘牌はメリハリが効いていて、とても好感が持てます。ファイナルの活躍が楽しみです。

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