『洗練された善意はアツアツのシャワーレベルに気持ちいいワケよ』 2023年4月12日
先月くらい、記事の撮影である地域のスポットを片っ端から回る機会があった。
撮っては歩きを繰り返す中、ある公園でおじいさんに出会う。乗ってきたトラックを見るに公園の管理でもされている方だったのだろうか。
地域のスポット巡りのチラシを見ながら歩いていた私が珍しかったのか、「ここらのスポットを巡っているのか?」と話しかけてくれた。
話したところどうやら、おじいさんはこの一帯の自然知識に精通しているようで、私の目的を把握するや否や、長すぎず短すぎずな分かりやすい話で辺りの自然環境を教えてくれた。この時点であまりにも察しが良すぎてビビる。
そして、最後にここら辺にはこんなのもあると言い、マツボックリと呼ぶには美しすぎるマツボックリを手渡してくれた。
ソシャゲ運営から突如として10連チケットが貰えたときくらい嬉しい、だってこんな急に綺麗なマツボックリ貰えねぇもん。
押し付けがましくなく、話し手も聞き手も嬉しい気持ちになれる洗練された善意があるのかと恐れ入った。
『善意とは基本的に押し付ける側面が強いもの』という『インターネット性善説ドラゴン』を名乗るに相応しくない最悪な偏見があったので、より衝撃は強かった。
初見時に見たウボォーギンのビッグバンインパクトくらい強い。
やはりこれからは洗練された善意の時代。
綺麗なマツボックリも先立つ知識も貰った良い日だった。